B・スプリングスティーン「新作は70年代の南カリフォルニア・ポップ風」
ブルース・スプリングスティーンが、新作のサウンドについて語った。70年代の南カリフォルニア・ポップに影響を受けているという。
◆ブルース・スプリングスティーン画像
『Variety』誌のインタビューで、ジャーナリストから「新曲を聴いた人がアーロン・コープランド風だったと話していた」と言われたスプリングスティーンは、こう返した。「それはわからないな。実際には、このレコードは70年代のサザン・カリフォルニア・ポップ・ミュージックの影響を受けている」
それはイーグルスやフリートウッド・マックなのかと問われると、「いや、グレン・キャンベル、ジミー・ウェッブ、バート・バカラックなんかのアルバムだ」と答えた。「みんながこれらの影響を聴き取るかは、わからない。でも、僕の頭の中にあったのはそれだ。僕にインスピレーションを与えた。それに、これはシンガー・ソングライター・アルバムだ。ライティングの面では、僕のソロ・アルバム『Tunnel Of Love』や『Devils & Dust』と、より繋がりがある。でも、それらとは全く別物だ。別のキャラクターが存在する」
彼はまた、奥さん(パティ・シャルファ)と一緒に歌うのが好きな曲として、「Brilliant Disguise」「Tougher Than The Rest」「Fall Behind」「Mansion On The Hill」を挙げた。
スプリングスティーンは、今月からNYブロードウェイの小劇場で4ヶ月に渡る長期公演を開催。10月3日に行われたプレビュー公演では、「Growin' Up」「My Hometown」「My Father's House」「The Wish」「Thunder Road」「The Promised Land」「Born in the U.S.A.」「Tenth Avenue Freeze-Out」「Tougher Than the Rest」「Brilliant Disguise」「The Ghost of Tom Joad」「Long Walk Home」「Dancing in the Dark」「Land of Hope and Dreams」「Born to Run」の15曲をパフォーマンス。
「Tougher Than The Rest」と「Brilliant Disguise」では、奥さんと共演したという。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
ブルース・スプリングスティーン「フェアウェル・ツアーなんてない」
ブルース・スプリングスティーン「ダンシン・イン・ザ・ダーク」、若者全般が抱える不満と不安を表現
史上最も誤解された「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」、日本語字幕付ミュージック・ビデオ公開
ブルース・スプリングスティーンの映画、主演第一候補に挙がる俳優の名が明らかに
ブルース・スプリングスティーン、胃の疾患で「もう歌えないのではないか」と懸念
ブルース・スプリングスティーン、母アデルさんが98歳で死去
ブルース・スプリングスティーン、消化性潰瘍の治療継続で年内の全公演延期
ブルース・スプリングスティーン、消化性潰瘍の治療で公演延期
ポール・マッカートニー、公演時間が長くなったのは「ブルース・スプリングスティーンのせい!」