【レポート】10-FEET、<RISING SUN ROCK FESTIVAL>で「行ってみなわからんやろ!」
<RISING SUN ROCK FESTIVAL 2017 in EZO>が8月11日および12日の2日間にわたり、石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージにて開催された。19回目にして初の連休開催となった同フェスは9年ぶりに入場券が全てSOLD OUTし、2日間計72,000人のEZO ROCKERが全国各地から集結。8月13日昼12時をもって2泊3日全50時間の開催期間を終了した。
◆10-FEET 画像
10-FEETの出演は8月11日15時00分よりメインステージSUN STAGEのトップバッターとして。10-FEETは2015年の<RISING SUN ROCK FESTIVAL>でクロージングアクトを担当しており、「2015年は朝陽が見られなかったので、太陽が出てる時間に出てもらおうと。でも今年も太陽は出ておりません(笑)」というスタッフの紹介どおり曇天での開幕となった。
「B’z待ちのお客さんもいると思いますが、10-FEETのお客さんは激しい人が多いんで、怪我しないように気をつけてください」──TAKUMA
ステージに登場したTAKUMAがこう挨拶をすると「goes on」でのっけからオーディエンスを盛り上げていく。また、途中で「俺らもB’z、楽しみやねん!」と「EASY COME,EASY GO!」のイントロを演奏、満面の笑みをみせたTAKUMAとNAOKIがハイタッチするワンシーンも場内を大いに盛り上げた。そして「1sec.」では拳を掲げながら叫び、「CHERRY BLOSSOM」ではオーディエンスがタオルを宙高く放り投げるなど、広いライジングサンの会場がどんどんひとつになっていくのがわかるようだ。
「普段“私なんて”って我慢してる人が、今日は“私が私が”って押しのけるくらい楽しんでもらえたら」と告げて演奏された「ヒトリセカイ」、「根暗や人見知りの人がたくさん楽しめますように」という言葉で締めくくった「太陽4号」、音楽にただただ身を委ねていられる2日間の始まりを一緒に喜び合える瞬間だ。
そして、「いろいろ悩みがあるやつ。後悔しようが迷おうが行くしかないし、行ってみなわからんやろ。怖い景色があるならその景色が見えなくなるくらいスピード上げろ! 俺らが引きずり出してやる」というTAKUMAのMCに続いた「RIVER」でライブは最高潮へ。10-FEETのこのステージを皮切りに13日の朝陽が昇る時まで<RISING SUN ROCK FESTIVAL 2017 in EZO>は続く。最初のエンジンを全力でレッドゾーンへ叩き込んでくれた10-FEETの3人だった。
なお、20回目となる<RISING SUN ROCK FESTIVAL>は2018年8月10日(金)および11日(土・祝)に開催されることがすでに発表となっている。
(C)RISING SUN ROCK FESTIVAL
撮影◎古渓一道
■<RISING SUN ROCK FESTIVAL 2018 in EZO>
【RSR2017入場者数】
2017/8/11(金) 36,000人
2017/8/12(土) 36,000人
TOTAL 72,000人
この記事の関連情報
10-FEET、バンド史上屋内最大規模のライブ映像作品を12月発売決定。全31曲・約2時間半のライブ+ドキュメンタリー映像も
【舞台裏インタビュー】<山人音楽祭2024>10-FEET、「ジャンルの壁や境界がない」
【ライブレポート】フェスの改革と変化。音楽フェス文化を次世代へつなぐ<フジロック>の現在地
【速レポ】<京都大作戦2024>10-FEET、今年も新たな伝説の1ページを加え閉幕「ほんまかっこよかったから、ライブもみんなも!」
【速レポ】<京都大作戦2024>SUPER BEAVER、「おまえの時間だぞ! 音楽しようぜ、大作戦!!」
【photo_gallery】<京都大作戦2024>牛若ノ舞台、Age Factory
【速レポ】<京都大作戦2024>マキシマム ザ ホルモン、「今年はanoちゃんと一緒に翔んで騒いで遊びな祭!」
【速レポ】<京都大作戦2024>Dragon Ash、「俺たちにとってこんないい日はないわ」
【photo_gallery】<京都大作戦2024>牛若ノ舞台、Paledusk