ディープ・パープルのイアン・ペイス「昨年の体調不良、ゾッとした」
ディープ・パープルのイアン・ペイス(Dr)が昨年経験した健康問題について語った。
◆ディープ・パープル画像
ディープ・パープルは昨年6月、「メンバーの体調不良」を理由にヨーロッパでの2公演を中止。その後、ペイスが軽い脳卒中を起こしていたことを報告した。ペイスが病気のためパフォーマンスをキャンセルするのは、長いキャリアでこれが初めてだったという。
『Ultimate Classic Rock』のインタビューで、現在の体調について問われたペイスはこう答えた。「いいよ。去年の6月頃、ちょっとした出来事があって、怖い思いをしたけど、いましっかり回復した。この先の人生ずっと、毎日4つのタブレットを飲んでいる限り、二度と起きないはずだ」
「でも、あれは恐ろしかった。右手が自分の身体の一部とは思えず、(身体を)掻くことさえできないときがあった。でも、すぐに戻り、医師にはすごくラッキーだって言われた。完全な脳卒中ではなく、TIA(一過性脳虚血発作)だったそうだ。でも、治ったよ。血圧もいいし、心臓も大丈夫だ。僕はラッキーな奴だった」
ペイスは当時、「6月14日の朝、目が覚めたとき、身体の右側が麻痺しているように感じ、右手と指を思うように動かすことができなかった」と説明していたが、最初の10~15分、怖くて仕方なかったと、あらためて語った。
ペイスは7月1日の公演で早くもステージに復帰した。
今月、ニュー・アルバム『inFinite』を発表したディープ・パープルは、5月13日から新しいツアーをスタートする。
Ako Suzuki