J.ガイルズ、死去
J.ガイルズ・バンドの元リーダーでギタリストのJ.ガイルズが、火曜日(4月11日)、亡くなった。
WCVB-TV Bostonによると、米マサチューセッツ州にある自宅で死亡しているのが発見されたという。死因はまだ明らかになっていないが、警察は事件性はないと話している。71歳だった。
ジャズ好きの父の影響で、トランペットやドラムをプレイし始めたガイルズは、60年代終わりに、ダニー・クレイン、マジック・ディック、 Stephen Jo Bladd、ピーター・ウルフらとJ.ガイルズ・ブルース・バンドを結成。セス・ジャストマンが加入し、名前からブルースを取った後、1970年にセルフ・タイトルのアルバム『The J. Geils Band』でデビューした。
「Centerfold」「Freeze-Frame」などのヒット・シングルを収録した12枚目のスタジオ・アルバム『Freeze-Frame』(1981年)は全米1位を獲得した。
バンドはその後、ウルフが脱退、80年代半ばに解散したが、1999年をはじめ何度か再結成し、2009年から本格的に活動を再開した。しかし、2012年のツアーにガイルズは参加せず、バンド名を巡り残りのメンバーとの間に訴訟を起こすに至り、以来、彼らとは別離していた。
ガイルズはJ.ガイルズ・バンドとは別に、2005年以降、ジャズのソロ・アルバムを何枚か発表している。
J.ガイルズ・バンドは昨秋、ロックの殿堂入りの候補に挙がった(4度目)が、選出されなかった。
合掌。
Ako Suzuki