ブルース界のレジェンド、ハーモニカ奏者のジェイムス・コットン、死去
ブルースのハーモニカ奏者、ジェイムス・コットンが木曜日(3月16日)、肺炎のため入院先の病院で亡くなった。81歳だった。
◆ジェイムス・コットン画像
米ミシシッピで誕生したコットンは、メンフィスに移住し、ハウリン・ウルフのバンドに参加。50年代、まだ10代のとき、サム・フィリップスに見出され、サン・レコードで初のレコーディングを行ない、シングル「Straighten Up Baby」「Cotton Crop Blues」をリリースした。
その後、20歳で、マディ・ウォーターズのツアーやレコーディングに参加するようになり、「Got My Mojo Working」での演奏が高い評価を得た。60年代後半にはジェイムス・コットン・バンドを結成し、“ミスター・スーパーハープ”と呼ばれる無二のサウンドを確立。
1997年に『Deep In The Blues』でグラミー賞トラディショナル・ブルース・アルバムを受賞した。
ハウリン・ウルフ、マディ・ウォーターズ、サニー・ボーイ・ウィリアムソン、B.B.キングからジャニス・ジョプリン、グレイトフル・デッド、キース・リチャーズ、サンタナ、グレッグ・オールマン、スティーヴ・ミラーまで多くのミュージシャンから愛され、共演を果たした。
合掌。
Ako Suzuki