【音楽ギョーカイ片隅コラム】Vo.67 「Aphex Twin、20年振りにフジロックへ」

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遂にきましたね、Aphex Twinの再降臨。天神山での初回、FUJI ROCK FESTIVAL'97でのステージ上のコンソールに籠もりっぱなしでパフォーマンスをしたあのリチャードが還ってくるとは! 昨日のフジロック出演アーティスト第一弾ニュースは驚きの発表でした。

フジロックに限らず、音楽フェスの出演アーティスト発表の第一弾は、他のニュースとはまったくの別物であり、大変興奮させられるものと言えましょう。発表前までの自分勝手な予想という名の願望との答え合わせが粗方できてしまう出演者第一弾発表は、毎年のことながらソワソワ感やワクワク感を十二分に感じられ、祭りの始まりを己の体内で静かに迎えるとともに周囲ともジワジワ盛り上がり始める夏への儀式的感覚といったところでしょうか。


しかしながら、その「正解」が自分の予想と重なっていれば天国ですが、大きく外れたりするとヘルな気分で次の発表まで悶々と過ごすことになってしまうわけで…。初回発表時の答え合わせの結果によっては、その一年に対するモチベーションが大きく左右される場合もあるでしょう。今回のフジロックにおける発表ではQueens of the Stone AgeとAphex Twin、THE XXに歓喜した私ですが、喜ぶポイントが十人十色なのもフェスを楽しむ醍醐味ですよね。

先日のSUMMER SONICの出演アーティスト第一弾発表に続いてフジロックからもニュースが届き、気分は一気に夏へ向かいかけたところへ、それとは裏腹に吹雪に転じた昨日の荒天を受け、「そうそう、まだ真冬だったわ」と底冷えしながらぽつりと思ったのでした。
夏はまだ先とはっきり言えるこの時期は、フジの残されたもう1組のヘッドライナーが誰なのかについて脳内予想を重ねたり、グラミーの行方などを楽しむことにいたしましょう。


◆早乙女“ドラミ”ゆうこの【音楽ギョーカイ片隅コラム】
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