エピカ、初の日本公演決定
オランダから世界、そして“ホログラフィック原理”のヴァーチャル宇宙を経て、エピカが初の日本上陸を果たす。シンフォニック・メタルの妙(たえ)なる調べが空間を埋め尽くすことだろう。
◆エピカ画像
2002年にサハラ・ダストとして結成され、翌年エピカと改名した彼らは、ギタリストのマーク・ヤンセンと女声ヴォーカリストのシモーネ・シモンズを軸にして、ヨーロッパで絶大な支持を得てきた壮大なシンフォニック・サウンドを聴かせてくれるバンドだ。最新作『ザ・ホログラフィック・プリンシプル』はバンドにとって7作目のアルバムとなる。
“epica=叙事詩”というバンド名からも窺えるとおり、その音楽性は壮大かつ重厚なシンフォニック・メタルで、シモーネが歌い上げるオペラチック・ヴォーカルとマークのデス・ヴォイス、バンドによるヘヴィなロック・サウンドとフル・オーケストラがせめぎ合うサウンドから、崇高なる世界観が構築される。その音楽性は、しばしばメタルとクラシック・オペラとの融合と呼ばれ、ヨーロピアンな響きをたたえているが、メロディとダイナミズムにあふれるサウンドは国境や文化を超え、リスナーの魂の根源へと向かっていくものだ。
そしてバンドの真なる才能が解き放たれるのが、ライヴのステージ上だ。ドイツ<ヴァッケン・オープン・エアー>やフランス<ヘルフェスト>、インドネシア<ハマーソニック>など世界のメタル・フェスを制圧してきた彼らだが、『ザ・ホログラフィック・プリンシプル』ワールド・ツアーの出発地点として、10月にオランダのティルブルフで開催された<エピック・メタル・フェスト2016>に参戦した際は、カタトニア、フレッシュゴッド・アポカリプス、ジ・アゴニスト、ミラスらを従えて堂々のヘッドライナーを務めた。さらに彼らは大規模な北米ツアーを敢行し、2017年2月にはロンドン・パリの大会場でスペシャル・ライヴを行い、その勢いに乗って4月、日本のメタル・ファンの悲願だったジャパン・ツアーが実現することとなる。
今回のツアーでは新作からのナンバーを中心にしながら、「ファサード・オブ・リアリティ」「デザイン・ユア・ユニヴァース」「コンサイン・トゥ・オブリヴィオン」などのクラシックスも披露されている。東名阪のクラブ規模での会場で彼らをエクスペリエンス出来るのは、これが最初で最後かも知れない。ライヴ会場の天井が突き抜けるほどの壮大なメタル・スペクタクル…我々は歴史の転換点に立ち会おうとしているのだ。
<エピカ JAPAN TOUR 2017>
4月5日(水) 名古屋:名古屋クラブクアトロ
4月6日(木) 東京:渋谷クラブクアトロ
OPEN 18:00 / START 19:00
前売:7,500円(税込/スタンディング/ドリンク代別途)
※伊藤政則のロックTV!先行販売|10月22日放送開始時から販売
※プレイガイド一般発売:11月5日(土)
[問]東京音協 03-5774-3030(平日11:00~17:00)
◆エピカ JAPAN TOUR 2017 オフィシャルサイト
◆エピカ『ザ・ホログラフィック・プリンシプル』オフィシャルサイト