【ライブレポート】オワリカラ、満員御礼のメジャー初ワンマン「美しいバカになれますか!?」
5月22日、オワリカラが東京・渋谷Star loungeにて<オワリカラ“ついに秘密はあばかれた”レコ発ワンマン>を開催。会場には大勢のファンが詰めかけ、満員御礼の大盛況となった。
◆オワリカラ ライブ画像
ライブは、同アルバムの1曲目に収録されている「へんげの時間」で幕を開け、「今夜のまもの」「ホモサピエンスは踊る」「ドアたち」など、前半戦として7曲を披露。タカハシヒョウリ(Vo&G)は、今回のアルバムの収録曲順について「前半と後半で色が変わるようにした」「レコードが好きなのでA面・B面に分けたかった」と話し、「ディープゾーンに入っていきます」と宣言して後半戦へ。
オワリカラの演奏にのせてLEDライトが怪しく点滅、レーザーライトがうねり、今作のアートワークに一貫して取り入れられているサイケデリックな世界が目の前に広がっていく。“サイケでカルト”な空間にオーディエンスは引き込まれ、息苦しくなるほどに会場の熱が上昇する。ディープゾーンが明けると、タカハシは「やったことのないことに挑戦しようかと」と前置きし、続く「どうくつぐらしのススメ」では、ギターを置いてボーカルのみにシフト。フロアに飛び出していくかのような激しいパフォーマンスで大いに盛り上げた。
本編ラストには「メジャーレーベルでもガンガン戦っていきますので、これからもよろしくお願いします」と決意表明。「new music from big pink」で締めるも、アンコールを熱望する拍手に応えてメンバーが再登場し、MCで9月に東名阪ワンマンツアーを開催することを発表すると大きな拍手が沸き起こった。
そして、「美しいバカになれますか!?」という煽りから「ガイガンガール・ガイガンボーイ」へ。タカハシとツダフミヒコ(B)はキーボードに飛び乗って演奏、カメダタク(Key)はセンターに躍り出てキーボードを持ち上げ弾き鳴らし、カワノケンタ(Dr)は冷静さを保ちながらも熱いドラミングを見せ、会場のテンションは最高潮に。メンバーとオーディエンスは残された全体力をぶつけ合い、オワリカラのメジャーデビュー一発目のワンマンライブは幕を下ろした。
■セットリスト
2.swing
3.今夜のまもの
4.世界灯(ワールドライト)
5.すごいコンサート
6.ホモサピエンスは踊る
7.ドアたち
8.sign! sign! sign! sign!
9.裏の裏の裏の裏
10.ペヨーテ
11.もっかいさいしょから考えてみよう。
12.どうくつぐらしのススメ
13.踊るロールシャッハ
14.new music from big pink
En.ガイガンガール・ガイガンボーイ
<ついに秘密はあばかれた」レコ発ワンマン~世界灯(ワールドライト)に照らされて~>
9月23日(金)愛知・名古屋ell.SIZE
9月25日(日)東京・渋谷WWW