グレアム・コクソン「僕とデーモンの関係は鉢植え植物のようなもの」
デーモン・アルバーンが木曜日(5月20日)ロンドンで開かれた音楽アワーズ<Ivor Novello Awards 2016>で、特別賞の1つ生涯功績賞(Lifetime Achievement)を受賞し、長年の友人でブラーのバンド・メイト、グレアム・コクソンがプレゼンターを務めた。
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グレアムは、デーモンへアワードを贈る前にスピーチを行ない、中学校でデーモンに出会ったときのことをこう回想した。「初めて彼を見たとき、彼は学校の集会でものすごくエネルギッシュなパフォーマンスをしていて“俺は性病だ”って叫んでた。僕は、“この子、度胸があるなあ”って思った。そして、彼からは“ひどい靴はいてる”って言われた。見ての通り、今日、その恨みを晴らしたよ」
「2度目に会ったとき、僕は学校で唯一のサックス奏者だったから、サックスのソロをプレイしてくれって頼まれた。やったよ。“When You Meet A Beautiful Alien(美しいエイリアンに会うとき)」っていう素敵な小曲だった。この時点で、僕は13歳で曲を作ろうとしている子に会ったことなかった。でも、曲を書くっていうのは彼にとっては自然なことのようだった」
「僕らの友情や仕事上の関係は、ちょっと鉢植えの植物みたいだ。観葉植物って、ほら、ときどき鉢の移し替えが必要だよね。そしていつも、枯れるかもしれないって心配がつきものだ。でも、そうはならなかった。僕はいま、この観葉植物はかなりいい状態だって思っている」
そして、最後に「彼は、本当に才能豊かで、ゾッとするほど正直で、恥ずかしいほど素直で、バカバカしいほど愉快な、僕の親友だ」とデーモンを紹介したという。
デーモンが<Ivor Novello Awards>を受賞するのはこれで3度目。1996年にブラーで、2006年にGORILLAZでソングライター・オブ・ザ・イヤーに輝いた。
Ako Suzuki