飛躍の年となるか?気になる若手ヴィジュアル系バンド【新春企画】

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年末年始と様々な音楽番組が放送されていましたが、どんなジャンルの音楽が好きですか?音源を聴いてはライブに足を運ぶ日々の中、個人的にヴィジュアル系が熱いと感じた2015年でした。というわけで、今回は記者の身近にいる音響・照明さんや関係者の方にお話をうかがい、2016年に注目したい若手のヴィジュアル系バンド(始動から5年以内)を独断と偏見でご紹介したいと思います。

以下、五十音順です。

  ◆  ◆  ◆

■アルルカン
単純にかっこいい。(音響:男性)

■アンフィル
歌と演奏がしっかりしていて正統派。(照明:女性)

■グリモア
世界観をしっかりと持っている。(照明:女性)

■ザアザア
楽曲の印象が残る。(照明:女性)

■シビレバシル
ボーカルの独特なキャラクター、世界観圧巻です。非日常を楽しむにはもってこいのバンド。(音響・女性)

■ジン
ファンが型にはまったフリを機械的にやっているだけでなく、本当に曲にのって楽しんでいるんだなというのが伝わってくる。大阪出身のバンドなのに、東京でその空間を作り上げているのがすごい。(照明:女性)

■Smileberry
ポップなところがいい。明るくてみんなが元気が出る感じ。(音響:男性)

■DADAROMA
圧倒的な世界観、音圧、技術どれを取っても楽しめる。(音響・女性)

■DAMY
煽りがカッコ良い。照明的に楽曲により差をつけつつ、ストロボを多用出来る面白さがある。(照明:女性) 

  ◆  ◆  ◆


以上9バンドの中で、始動から1年未満なのはアンフィル、グリモア、Smileberry、DADAROMAです。各バンドとも、まだ1年経ってないの?というのが正直な感想。最近って、あっという間にファンがついて広いライブハウスでワンマンを行なうバンドが多いような気がしています。

アルルカンは、渋谷公会堂でのワンマンや年末に行なわれた<Tokyo Chaos 2015>などとすでに大きなステージに立っていますが、さらなる躍進を期待して名前を挙げました。ザアザアは一周年記念ワンマンでの会場の装飾が話題になったのが記憶に新しいところ。ファンへの感謝を込めた花を会場に置くという斬新さでいっきに気になりました。シビレバシルは最新アーティスト写真で驚きの変貌を遂げ、この先どんなことをやってくれるんだろうというわくわく感がすごいです。ダンボール芸にも要注目。ジンは唯一の和風バンド。“ジャパニーズ哀愁ポップ”と掲げるだけあり、ミュージックビデオも神社で撮影を行なうなどがっちりコンセプトを固めています。DAMYは黒くて重いんですがメロディーが綺麗で、その対象的なところが良いです。

スタッフさんたちからのコメントでは、“世界観”というワードが目につきました。演奏力は必須ですが、記憶に残ることはとても重要。メンバーのキャラクターや衣装、楽曲の雰囲気、MCなどでバンドの色をしっかりとみせることで興味を持たせ、“また見たい”に繋げていくことができるのだと思いました。

もちろん、このほかにも気になるバンドはまだまだたくさん。2016年も、引き続きヴィジュアル系シーンに注目していきます。

text:BARKS編集部(高)


◆【新春企画】2016年を占う 最新音楽事情
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