【インタビュー】ASH DA HERO、「VAMPSは超えなきゃいけない人のひとり」

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■俺、“スタジアムロック”をテーマにしているんです
■今日は、その景色の一部が見れた

▲<コンベンションライヴ>10月15日@都内ライブハウス

──1ヶ月くらい前に原宿で行われたコンベンションライヴを拝見したときは、密閉感の高いライヴハウスが似合う攻撃的なサウンドだなと思ったんですけど、3,000人を前にした今日のステージでは、よりスケール感を増して届いたんですよ。たとえば、ASHの曲にはメロディがしっかりしたキャッチーなものが多いじゃないですか。だから楽曲を知らないお客さんがいてもすぐにシンガロングとかコール&レスポンスができるし、たくさんのお客さんを巻き込むと曲がますます映える。つまり大きい会場がよく似合うなと。

ASH DA HERO:そもそも俺はデカい会場でやりたくて曲を作ってるんですよ。

──曲作りのときからお客さんの顔とか反応が見えてますよね?

ASH DA HERO:まさにそう。大会場で人がワァーッとなっているのをイメージして作ってます。俺、“スタジアムロック”をテーマにしているんです。だからいつかスタジアムでライヴを。今日は、その景色の一部が見れたというか。けどね、本音を言うとそれを見せてもらえたという感じ。今回、ZEPPを体感できてよかったし、いいライヴが出来たとは思うけど、実際悔しい部分が多かったのも事実。まだまだです。

──それが今後のバネになるはずで。

ASH DA HERO:そうっすね。本当に凄いヤツだったら……例えば俺がMichael Jacksonだったら、俺がSteven Tyler(Aerosmith)だったら、初見のお客さんだらけでも、すごい歓声を上げさせることができたと思うんですよ。でもそうはならなかった。

──見ているところがデカい。ASHが目指しているのは世界の一流だという。

ASH DA HERO:その理想を追いかけて、そこに向かってやれないぐらいだったら、俺は辞めますよ。そこと戦いたいと思っているし、みんなは無理って言うかもしれないけど、夢があるからやりたいんです。そういった意味で悔しいところもあるけど、なにより楽しかった。温かかった、“ブラサカベイビー(BLOODSUCKERS BABY)”が。もっとアウェイかと思ったけど、「ASH~!」って呼んでもらえて、“もっとちょうだい”って気持ちになりました(笑)。MCでも言いましたけど、自分の力でここに戻ってきたいと思います。

──そのための改善策も見つかりましたか?

ASH DA HERO:まずはイヤモニを作ります。モニターは転がしだとステージ上の行動範囲が狭まる(笑)。あとはサウンドですよね。同期を含めてもっと強化したい。スタジアムロックをテーマに掲げて大会場で鳴らそうと作っている音楽だけど、今日やってみて、もっと迫力を出せるはずだと思った。この規模でまだ足りないということは、スタジアムでやっても遥か後方には伝わらないな、みたいなことも感じました。

──ASHがソロアーティストであることに間違いないと思うんですけど、鳴らしてるのはバンドサウンドのカッコよさですから。

ASH DA HERO:ありがとうございます。そうなんですよ、俺はBON JOVIとか、Dave Matthewsとかが好きなんです。

──ロックバンドだけど、バンド名に人の名前を冠しているみたいな?

ASH DA HERO:Van Halenとかね。俺はASH DA HEROとして、まずはソロでやってみたいんですよ。ソロでどこまでいけるか。そして日本で一番になりたい。アジアで一番になりたい。そうしたら今度は世界へ。そのときASH DA HEROっていうバンドになってたらいいなと思ってるんです。だから、バンドサウンドで戦い続けるということが、俺の根底にはある。

──それに、BON JOVIとかは正真正銘のスタジアムロックですから、納得のいく話です。

ASH DA HERO:Jon Bon Jovi、ヴォーカリストとしても大好きです。

▲ミニアルバム『THIS IS A HERO』

──メジャーデビューミニアルバム『THIS IS A HERO』収録曲の「BABY GOOD NIGHT」とか「THIS IS LOVE」はJonの歌い方を彷彿とさせるところがありますね。

ASH DA HERO:Jonは自分の声域にすごく近い。だから近づけられるんじゃないかって思って、すごく練習しているんですよ。

──とはいえ、それもASH DA HEROの一面に過ぎないという?

ASH DA HERO:もちろん。アメリカンなロックサウンドも好きだし、UKも好き。「THIS IS LOVE」は、俺の中ではBON JOVIとU2の融合みたいなところがあって。

──「WAKE UP ROCK AND ROLL BAND」にはアイリッシュサウンドもRAMONESへのオマージュもあるし。

ASH DA HERO:俺、音楽に関しては答えがひとつじゃないんですよ。

──HYDEさんも今日のMCで「ここが武道館にみえた」とおっしゃってましたが、ますます今後に期待してます。

ASH DA HERO:本当に自力で出来るように頑張りますよ。今日はバックドロップが“JOINT 666”だったけど、これ、バーンって“ASH DA HERO”仕様にしたいもん(笑)。

取材・文◎梶原靖夫(BARKS)
撮影◎田中和子



■Mini Album『THIS IS A HERO』

2015年12月2日(水)発売
CRCP-40439 ¥1,667+税
・「HERO IS BACK 2」
・「結局なんにもやれてない」
・「反抗声明」
・「WAKE UP ROCK AND ROLL BAND」
・「BABY GOOD NIGHT」
・「THIS IS LOVE」

ライヴ<IS THIS A HERO?>

2015年12月4日(金)東京・TSUTAYA O-West
開場 18:30/開演 19:00
前売り \3,000/当日 \3,500
チケット発売中
・イープラス
・チケットぴあ(コード:279-562)
・ローソンチケット (コード:75197)

■<VAMPS LIVE 2015-2016 JOINT 666>

【東京 ZEPP TOKYO】
2015年11月12日(木) MY FIRST STORY
2015年11月13日(金) MONORAL
2015年11月15日(日) ASH DA HERO
2015年11月16日(月) HIM
2015年11月18日(水) HIM
2015年11月19日(木) HIM
(問)ディスクガレージ 050-5533-0888
【大阪 なんばHATCH】
2015年12月05日(土) TBD(未定)
2015年12月06日(日) TBD(未定)
2015年12月09日(水) TBD(未定)
2015年12月10日(木) TBD(未定)
2015年12月12日(土) Nothing More
2015年12月13日(日) Nothing More
(問)キョードーインフォメーション 0570-200-888
【名古屋 ZEPP NAGOYA】
2016年01月09日(土) TBD(未定)
2016年01月10日(日) TBD(未定)
2016年01月13日(水) Apocalyptica
2016年01月14日(木) Apocalyptica
2016年01月16日(土) Apocalyptica
2016年01月17日(日) Apocalyptica
(問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100

OPEN 18:00 / START(JOINT ACT) 19:06 (平日)
OPEN 16:00 / START(JOINT ACT) 17:06 (土日)
前売り 6,660円(税別)
■一般発売日:2015年10月18日(日) AM 10:00

追加公演【福岡 ZEPP FUKUOKA】
2016年01月21日(木)
2016年01月23日(土)
2016年01月24日(日)
(問)キョードー西日本 092-714-0159
追加公演【札幌 ZEPP SAPPORO】
2016年01月28日(木)
2016年01月30日(土)
2016年01月31日(日)
(問)マウントアライブ 011-623-5555

OPEN 18:00 / START(JOINT ACT) 19:06 (平日)
OPEN 16:00 / START(JOINT ACT) 17:06 (土日)
前売り 6,660円(税別)
■一般発売日:2015年12月05日(日) AM 10:00



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