Juice=Juiceが海外初単独公演を開催。「Juice=Juice台北公演を祝して、乾杯~!」
10月3日、Juice=Juiceが初となる海外単独公演を台北市内にあるライブハウス・河岸留言 西門紅樓展演館/大河岸で行なった。
◆Juice=Juice 河岸留言 西門紅樓展演館 画像
オフィシャルから届けられたレポートでこの模様を紹介しよう。
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そもそも海外自体が初めてのメンバーは、行く前から海外に対しての興奮と期待と緊張を抱えていた模様。訪れたことのない国に自分達のファンがいることが想像できなかったようだが、台北の空港に到着したJuice=Juiceを迎えたのは100人を越える現地ファン。メッセージが書かれた大きなボードや、メッセージを書いたうちわでアピールする熱狂的なあたたかいファンの歓迎に、早速メンバー一同感動を味わい、大きな笑顔とともにファンに手を振って応えた。
台湾でハロー!プロジェクトのメンバーが公演を行なうのは2008年のモーニング娘。、2013年のBerryz工房、2014年の℃-uteに続いて4組目。2013年9月にメジャーデビューしたJuice=Juiceは、2年目にして初の海外単独公演に辿り着いたことになるが、これはハロー!プロジェクトのグループの中でも歴代最短での海外進出となる。
会場には日本のファンと変わらずJuice=JuiceのTシャツを着て、サイリウムを片手に気合十分なファンが詰め掛けた。初めて観る生のJuice=Juiceのパフォーマンスを待ち侘びるファンの熱気と興奮の沸点に達したのは、まさにメンバーがステージに登場した時だった。現れた5人はチャイナ生地が使われた光沢感のある白いドレスに身を包み、1stアルバム収録曲「CHOICE & CHANCE」から勢いよくスタート。台湾のファンもそのスタートダッシュにぴったりと応えるコール&レスポンスで、1曲目からライブを思う存分楽しんでいる。
登場から3曲歌い終えたところで、メンバーが1列に並び発した第一声は、
「大家好! 我们是 Juice=Juice!!」
台湾語で5人が揃って元気に挨拶をすると、会場からは“ようこそ台湾へ”と言わんばかりの拍手と歓声が起こり、続いてメンバー一人ひとりが自己紹介。たどたどしい発音ながらも覚えてきた現地の言葉でそれぞれがメッセージを伝えたのだが、高木紗友希に順番がまわると、
「私は大スター(蔡依林)です。」
と言うオチャメな高木らしい発言に会場からは笑いが起こった。これには高木も用意してきた言葉で笑いがとれたことに満足の笑み。続いて、「皆さん元気ですか?初めて来ました。初の海外でのライブ、音楽の力で皆さんとひとつになりたいと思います。最高な時間にしましょう。」と台湾語で意気込みを語った。
Juice=Juiceのツアーでは毎回行なわれている“乾杯ジュース”。毎回お祝いするテーマを立てて、それに対してメンバーがライブ開催地であるご当地のジュースで乾杯をすることが恒例となっているが、ここ台北公演のステージでも“乾杯ジュース”のコーナーが展開された。ステージに運び込まれたのは、タピオカ入りジュース、レモンジュース、グアバジュース、スイカジュースと、台湾ならではの魅力的な飲み物が揃った。もちろん祝うべくテーマは、この初の台湾公演。リーダーの宮崎の「Juice=Juice台北公演を祝して、乾杯~!」という掛け声とともに、会場のファンとお祝いモード一色に。
また、今回の台湾公演ならではという部分で、高木は「五月雨美女がさ乱れる」で歌詞の一部「♪この先ビシバシ行くぜ」を「♪台北ビシバシ行くぜ」に変えたり、宮崎由加は「Magic of Love(J=J 2015Ver.)」の歌詞の中にある「♪あなたが好きよ」の部分を「♪みんながオーアイニー!」に変えて歌うなど、台湾ヴァージョンにアレンジしてファンを盛り上げていた。
同公演ではシングル曲、アルバム曲を中心にライブで盛り上がるナンバーが次々と披露されたが、曲のイントロが流れる度にファンからは歓声が上がる。初めてライブに参加しているとは感じないファンの対応力、そしてコンサートを楽しむ術は、やはり台湾のファンもYouTubeをはじめとした動画サイト等で予習をしていたようだ。
中盤にはMCコーナーが設けられ、台湾のファンの印象や覚えた言葉、美味しかった台湾の食べ物などが日本語で繰り広げられた。ただ、ところどころメンバーが発する台湾語に首を傾けるファンの様子。なかなかイントネーションや発音が難しい言語であるのは確かだ。会場のファンも耳を澄ませて聞いているものの、理解が出来ない箇所がある度、メンバーとファンとの間で発音指導が起こる場面も。メンバーの言葉を理解しようとするファンからの、あたたかいやり取りが微笑ましく感じられた。
Juice=Juiceのコンサートでのアンコールは、いつもファンから「ジュースもう1杯!」というコールが起こるのが恒例となっているが、台湾ではなんとそれが現地の言葉で「ジュース 再一杯」という大きな歓声だった。これはバックヤードにいたメンバーの耳にも届いたようで、終演後、宮本佳林は台湾バージョンのアンコールが起こったことに喜びを語っていた。
アンコール「Wonderful World」では、日本のJuice=Juiceと台湾のJuice=Juiceファンが織り成す大合唱で、まさにタイトル通りの“すばらしい世界”を築き上げることが出来た。トータル17曲を歌い切ったメンバーはステージを降りる際、「シェイシェイ」「ウォーアイニー」「サイチェン」などどいった言葉を何度も何度も感謝を込めてファンに送り、初となる海外公演は無事大成功のうちに幕を下ろした。
終演後にライブに来た現地のファンにインタビューをすると、「Juice=Juiceが台湾に来てくれた事が、夢のようです。目の前でJuice=Juiceを見た直後なので何て言ったら良いのか? 言葉が見つかりません。MCで、“また、台湾に戻ってきたい!”言ってくれた事が、とてもうれしかったです。」と、満面の笑顔で答えた10代の女性ファンや、「私は金澤朋子さんの大ファンです! Juice=Juiceが台湾に来てくれてコンサートをしてくれた事に感謝します。」と、20代の男性ファン。中にはJuice=Juiceの曲がきっかけで日本語を勉強したという女性や、今度日本の公演にも足を運ぶ予定だという熱心なファンの姿もあった。
終演後のメンバーも初の海外公演に興奮冷めやらない状態ではあったが、それぞれ公演について感想を語った。
「海外公演が初なので、どんなJuice=Juiceファミリーの方がきてくれるのかなと思ってたんですが、皆さん熱気がすごくてビックリしました。私たちも負けないように頑張りました。」── 植村あかり
「私たちもいろんな中国語を学んだつもりだったのですが、ちょっと伝わらないこともあった時に皆さんが優しく教えてくださって、すごく嬉しかったです。」── 宮本佳林
「言葉の壁もあるので、歌もMCもドキドキでした。みなさん一生懸命歌盛り上我って楽しんでくれている姿が見れてすごく嬉しかったです。」── 高木紗友希
「また台北に是非来たいなと思っているので、今日を越えるライブをまた出来るように頑張りたいです。」── 金澤朋子
「最初は言葉が通じるかなとか不安だったんですが、一緒に歌ってくれたり声援をくれたりして、私たちのことを勉強して覚えて来てくれたんだなと嬉しく思いました。今日はとても楽しい時間をすごすことができてとっても幸せでした。」── 宮崎由加
なお、Juice=Juiceは10月4日には香港にあるライブハウスMusic Zone@Emax (香港九龍湾国際展貿中心内)にて、初となる香港公演も行なった。さらに、日本では10月17日から全国ツアー<Juice=Juice LIVE MISSION 220 ~Code2~(タイトル仮)>がスタートする。
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