ビル・ワード「ブラック・サバスには多分、戻らない」

ポスト

ビル・ワードはいまでも署名可能な契約書とオジー・オズボーンからの公式な謝罪を求めているという。ブラック・サバスは次に制作するアルバムとツアーが最後だといわれており、ファンとしてはそこにワードの姿も見たいところだが、彼はありそうにないと否定的だ。

◆ブラック・サバス画像

ワードは米カリフォルニアのラジオ局106.5 WSFLでこう話した。「もし、みんなが同じ考えを持つことができたら…。俺の考えは…、俺の考えについてはすでにはっきり述べてきたが、署名可能な契約書とオジーが俺について話した、事実とは違うことについての謝罪だ。正式に謝ってもらいたい。彼は公けの場で発言したんだから、公式に謝罪して欲しい。このことについて彼はもう答えてる。あり得ないって。だから、それがない限り、2016年俺がバンドに戻ることはないだろう」

ワードは4月、オジーに謝罪を求めるとの声明をFacebookで発表。オジーはすぐに「謝ることはできない」と返し、以来、ワードが何を言おうが沈黙を守っている。オジーの言い分はこうだ。

「俺はこのことについて公けの場では議論したくなかったんだが、ビルの声明によって率直に応えるほかなくなった」

「ワオ、ビル。お前は何をごちゃごちゃ言ってるんだ? 俺は、サバスのアルバム『13』やツアーのプロモーション中、お前に関して言ったであろうコメントや意見に対して謝罪することはできない。身体的に、お前は自分が使い物にならないのがわかっていたはずだ。トニー、ギーザー、俺は、お前がドラム・ソロもある2時間のセットを毎晩こなせるとは思えなかった。だから、俺らは前へ進むことに決めたんだ。トニーのあの状況では、俺らに時間的な余裕があるとは思えなかった」

「ビル、“署名しがたい契約”っていう偽装行為は止めろ。で、正直になれ。心の底では、自分がアルバムや16ヶ月のツアーをやり遂げられないのはわかっていたはずだ。お前には不運なことだが、俺らの直感は正しかった。お前は2013年何回か病院へ行っているだろ。最後の入院は肩の手術のためだった。回復したばかりだって言っているよな。ってことは、俺らの世界ツアーはキャンセルされていたかもしれないわけだ。それで、どうやったら全てが俺のせいになるんだ? 被害者のふりをするのは止めて、自分やファンに素直になれ」

「ビル、俺らは古い付き合いだ。手に負えなくなる前に、これはもう終わりにしよう。神のご加護を。Love. Ozzy」

ブラック・サバスは2016年に、最後となるアルバムをリリースしツアーを行なうと言われている。ワードは複雑な想いを隠そうとはせず、「彼らを愛してるかって? ああ、そうだ。彼らをプレイしたいかって? その通りだ。困惑してるかって? そうだよ。ファンの反応や物事がばらばらになり別の道を歩み始めたのには、すごく、ものすごく悲しい」「いまでもオジーのことを愛してる」と、バンドに復帰したいと話した。が、まずは新しい契約書と謝罪だそうだ。

Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報