【ライブレポート】<LOVE in Action Meeting(LIVE)>「今でも献血で助けてほしい人がたくさんいます」

ポスト

2015年6月12日(金)、世界献血者デー(6月14日)に向けて日本赤十字社による<LOVE in Action Meeting(LIVE)>の二日目が開催された。この日登場した華原朋美、氣志團、クリス・ハート、Da-iCE、AAAの面々のパフォーマンスで、日本武道館は大熱狂の一夜となった。

◆<LOVE in Action Meeting(LIVE)>画像

トップバッターは、2014年に続き2回目の参加となった華原朋美だ。「I BELIEVE」をはじめ、2015年発売された新曲の「はじまりのうたが聴こえる」など3曲を披露した華原は、「私は芸能界に復帰する前にフィリピンに行き、そこで血液がほしくてたまらない子どもたちと出会い、自分がどれだけ恵まれているかわかりました。もっと自分のことを大切にしようと思い芸能界への復帰に向けて元気になっていく中で、献血をしてみました。そしてこの自分の真っ赤な血液でどれくらいの人を助けられるのかなと考えるきっかけになりました。今日は自分が献血をできたことで優しい気持ちになれたことを伝えられてよかったです!ありがとうございました!」とコメント、実体験を通じて感じた献血の大切さを伝えた。



続いて登場したのは、「顔面偏差値75グループ」Da-iCEだ。5人がステージに登場すると会場中から大歓声が沸き、注目の高さが伺える。「ハッシュハッシュ」「BILLION DREAMS」などを熱唱したあと、大野雄大は「めちゃくちゃ楽しかったです!みなさんあたたかくて、幸せな時間でした」とコメント。17歳の時に初めて献血をした花村想太は「本当に幸せでした。すぐにでも献血に行きたいです!」と語り、観客に向けて献血への想いを訴えた。



次に登場したクリス・ハートは、名曲「翼をください」や「道」などのカバーを含む5曲を披露してくれた。その美声に観客は聴き入りながら、パフォーマンスの合間には「今日ここに集まったみなさんには理由があります。そして強い気持ちがあります。この世界をもっと良い世界になる、そんな想いを持ち続けてほしいです!」と、“ひとりひとりが行動を起こすことで世界は変えられる”という自身の考えを語った。



ここで、司会の小林麻耶が日本赤十字社の2015年4月に起きたネパール地震への救援活動などの国際的な取り組みを紹介すると、山本シュウが「できることをできる範囲であきらめない。100%は無理かもしれないけれど、1%でも出来ることがあるなら、何かをやろう!」と熱いメッセージを伝えた。



その後に氣志團が登場すると、会場は割れんばかりの大歓声に包まれた。「Don't Feel,Think!!」など3曲を披露、中でも献血への呼びかけを歌詞の随所に入れた「One Night Carnival」のスペシャルバージョンを歌うと、会場中が熱気に包まる。綾小路翔は「俺は日本赤十字社のみなさんに本当に感謝しています。俺の父親は昔大病を患いましたが、献血で命を救ってもらいました。今は64歳で元気に暮らしています。母も父が助けてもらった経験から献血に行くようになりました。気軽に行けるから、俺も車の免許更新の時に行っています。みんなも免許を更新する時に献血に行ってね!」とコメント。気軽に参加できることを伝え、献血への協力を呼び掛けた。



ライブの合間には5歳のときに急性リンパ性白血病を発症し、輸血によって命を救われた中学1年生の峰山真彩(みねやままい)さんがステージに登壇した。「私のこの命が助かった理由は、献血で血液を分けてくれた人がいるからです。ただ、今でも献血で助けてほしい人がたくさんいます。ぜひみなさん、血液を分けてあげてください!」と、献血に協力いただいた方々への感謝と、さらなる協力を呼びかけた。

本イベントの最後に登場したのはAAAだ。「僕達にとって4回目の「LOVE in Action Meeting(LIVE)」です!毎回みなさんの熱気のおかげで汗が止まらないです!盛り上がっていきましょう!」と與真司郎が意気込みを語り、「I'll be there」を含む4曲を披露、AAAならではの7人全員が息の合ったパフォーマンスを披露し、最後まで会場を沸かせた。豪華なメンバーが続々登場したステージに歓声と拍手が送られ、2日間に渡って開催したイベントは大盛況のまま幕を閉じた。



<LOVE in Action Meeting(LIVE)>

2015年6月12日(金)@日本武道館
出演:華原朋美、氣志團、クリス・ハート、Da-iCE、AAA(五十音順)
司会:山本シュウ(「LOVE in Actionプロジェクト」リーダー)、小林麻耶

華原朋美
1.I BELIEVE
2.はじまりのうたが聴こえる
3.I'm proud

Da-iCE
1.FIGHT BACK
2.ハッシュハッシュ
3.BILLION DREAMS
4.TOKI

クリス・ハート
1.まもりたい
2.どんなときも
3.翼をください
4.道
5.糸

氣志團
1.One Night Carnival
2.Don't Feel,Think!!
3.喧嘩上等

AAA
1.I'll be there
2.Lil' Infinity
3.Love
4.PARTY IT UP

■6月14日「世界献血者デー」とは?

「世界献血者デー」は、血液という「いのちを救う贈り物」をくれる献血者の皆様に感謝し、血液製剤を必要とする患者様のために献血が欠かせないことを知ってもらう日。2015年のテーマは、“ありがとう、いのちを救ってくれて”。毎日、献血を通じていのちを救ってくれている献血者に感謝するとともに、より多くの世界中の人々へ「自発的で定期的な献血」にご協力頂けるよう呼びかけるものです。世界保健機関は、現在国内の血液製剤を献血でまかなえている国は62カ国にとどまっているが、2020年までにすべての国で献血によって血液製剤をまかなうという目標を掲げています。
※第1回「世界献血者デー」は国際献血者デー(1995年)・世界保健デー(2000年)を開催した経験に基づいて、2004年6月14日に開催されました。2005年には、世界保健総会決議(WHA58.13)において毎年1度のイベントとして承認され、またこの決議は血液の安全にかかわる国際機関や団体に対して、「世界献血者デー」の推進や支援を協働して行うように要請しています。
※6月14日は、ABO式血液型を発見しノーベル賞を受賞した、カール・ラントスタイナーの誕生日という特別な意味があります。
この記事をポスト

この記事の関連情報