スティーヴン・パーシー「もうラットのアルバムはない」

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2014年春にバンドを脱退したスティーヴン・パーシーが、ラットの未来について語った。ラットはニュー・アルバムを制作する予定だったが、スティーヴン・パーシーいわく、最早それは実現しない可能性が大だという。

◆ラット画像

スティーヴン・パーシーは『Eddie Trunk Podcast』のインタビューで、ラットを脱退して以降、元バンド・メイトとの関係はどう変わったか問われると、こう答えた。「まあ、悪くなったね。そのおかげで、多分、俺らがラットのニュー・アルバムを目にすることはないだろうな。仕方ないよ」

「バンドに関していえば、バンドはバンドにすぎない。10年やってこれただけでもラッキーだった。断続的であったとしても、30何年なんて論外だ。だから多分、もう終わったんだよ。もしラットの音楽を聴きたいのなら、俺がプレイするのを聴けばいい。俺が俺の曲を歌うのを。でも、ラットの新作に関しては、俺はないと思うね」

スティーヴン・パーシーは2014年4月、「絶えないいざこざ、解決されない問題、公共の場での個人攻撃/脅し、そして何よりもファンを軽視する態度により、俺はもう正式に彼らとは関わりを持たないことにした」と、脱退を表明。当時は、契約が残っているアルバムの制作には関与したいとの意向を示していたが、年明けのインタビューでは、もう自分が参加する可能性はなくなったと話していた。

スティーヴン・パーシーがラットを脱退するのは、これで2度目。1996年に再結成したラットに参加したものの、2000年に脱退。2006年に復帰した。

Ako Suzuki
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