音楽チャートとビッグデータから見た、2014年の気分は?

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音楽は世相を表すと言われるが、Gracenoteによると、音楽チャートとビッグデータから見えた2014年の気分は「Empowering(勇気づける)」だそうだ。

◆インフォグラフィック画像

音楽ビッグデータ企業Gracenoteが、『Billboard Japan Hot 100』年間チャートにランクインした100曲を対象にムード解析したところ、2014年の「音楽のムード」は上記インフォグラフィックのようになったとか。1位は、中央に最も大きく書かれたEmpowering(勇気づける)、2位はExcited(刺激的な)、3位以降はUrgent(切迫した)、Defiant(反抗・挑戦的な)、Yearning(熱望的な)となったようだ。

Gracenoteは世界最大の音楽メタデータ・プロバイダーとして、日本を含む世界各国に音楽エキスパートチームを配置し、各国の文化とトレンドを理解する専門知識とGracenote独自のシステムを用いて、ムード情報を一曲一曲に付与している。世界中の2億曲をカバーし1日あたり約6.5億のクエリを処理する世界最大のメタデータ・データベースを管理しているが、音楽メタデータの種類は曲名やアーティスト名だけでなく、ジャンル情報(2300種類)、ムード情報(100種類)、テンポ、アーティストタイプ、活躍年代・地域など、一つひとつの楽曲に対して詳細な情報が付与されており、それによって世界中の音楽サービスやアプリ、オーディオ製品で利用されている。

ファレル・ウィリアムス「ハッピー」やアナ雪の「レット・イット・ゴー~ありのままで~」が席巻し、ソチオリンピックの羽生選手やテニスの錦織選手ら若いアスリートたちの活躍、日本人3人のノーベル賞受賞のニュースなどにEmpowering(勇気づけ)られた2014年、ということのようだ。

◆Gracenoteオフィシャルサイト
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