畑中葉子とビートたけしの「丸の内ストーリー」、もっと過激な未発表テイクが存在
畑中葉子が、dues新宿にてソロ・デビュー35周年記念『後から前からBOX』のリリースイベント<ディスクユニオン昭和歌謡館×マルベル堂presents「畑中葉子ミニライブ&トークショー」>を9月13日に行なった。これは、彼女にとって初のCDリリースイベントとなる。
◆<ディスクユニオン昭和歌謡館×マルベル堂presents「畑中葉子ミニライブ&トークショー」>画像、当時のブロマイド写真
集まった観客は、リアルタイムでファンだった50代の男性だけではなく、当時小中学生だった40代、さらには後追いでファンになった20代・30代の男女の姿も。ちなみに、本BOXは“後からも前からもCDが取り出せる仕様”や“良心的なロック価格6900円(税抜)”が話題となり、ディスクユニオンのロックチャートではなんと週間1位を獲得している。
第一部は、当時の制作を務めた梶原進 氏と畑中をゲストに迎えてのトークショー。梶原 氏から、「後から前から」やビートたけしとのデュエット「丸の内ストーリー」の制作秘話が披露され、特に「丸の内ストーリー」については「当時、放送禁止になるほどビートたけしのアドリブトークが衝撃的だったが、実は、レコード化されていない、もっと過激なのがまだ2テイクある。現代風のアレンジで出し直したい。」という話も。また、一部の後半では、マルベル堂での撮影エピソードを畑中が披露。35年前に撮影に使った白い椅子に座りながら、清純アイドル風のポーズやカーリーヘアでのワイルドなポーズなど約10点の特製プロマイドについて想い出話に花が咲き、記念に当時と同じポーズ、同じ椅子で写真撮影も行なわれた。
第二部は全5曲のミニライブ。イントロが始まった途端、観客がノリノリで手拍子する定番の「後から前から」、さらにヒートアップして「もっともっと!」コールが咲き乱れた「もっと動いて」、希望するお客さんとデュエットする「カナダからの手紙」、アルバム収録曲ながらファンからのリクエストが多いラブ・バラード「Solitude」、そしてデビュー曲の「ロミオ&ジュリエット'79」と、ビブラートを強く響かせつつ、現役感あふれるつややかな歌声で観客を魅了した。
「これが、歌手としての再スタート。私の歌を届けられる場所を一つでも多く作りたい。目標は、恩師・平尾先生が『蛍の光』を指揮される『NHK 紅白歌合戦』に紅組から出場することです!」── 畑中葉子
(※畑中は過去、平尾昌晃とのデュエットで白組として紅白出場経験を持つ)
なお、畑中は9月17日に平尾昌晃&畑中葉子での全デュエット作品を収録した『ゴールデン☆ベスト』を発売。11月6日から11日までは、演劇集団ネオゼネレイター・プロジェクトの25周年公演に出演。そして12月からは定期的なライブの再開と、精力的な活動を展開していく。
◆BARKSライブレポート