ディープ・パープル、スティーヴ・ハリスのスタジオで曲作り
ディープ・パープルのロジャー・グローヴァー(B)が、ニュー・アルバムの制作状況について語った。彼らの新作は2013春にリリースされた『Now What?!』以来、20枚目のスタジオ・アルバムとなる。
◆ディープ・パープル画像
ロジャー・グローヴァーは『Ultimate Classic Rock』誌のインタビューでこう話した。「6週間前、ライティング・セッションをやったんだ。ポルトガルで1週間、時間を取った。興味深いことに、アイアン・メイデンのベース・プレイヤーのスティーヴ・ハリスがそこにスタジオを建てているところなんだ。まだ完成していないけど、一部屋使わせてくれた。すごくいい部屋だからって。そこで1週間過ごし、おおざっぱなアイディアをたくさん出し合った」
この後、さらなるライティング・セッションを行い、年末もしくは年明けにレコーディングをスタートする予定だという。前作同様、『Now What?!』をプロデュースしたボブ・エズリンとコンタクトを取っているそうで、彼がまたプロデュースする可能性が高いようだ。
また、『Now What?!』とその前の『Rapture Of The Deep』(2005年)に8年間のギャップがあったが、その期間、バンドはこんなことを考えていたという。「ツアーが素晴らしくて、アルバムのことは眼中になかった。それに、もうアルバムはやらないって風潮もあって、“新しい時代だ、アルバムは時代遅れだ。ネットでシングルをリリースしないと”なんて言う奴もいた。でも、俺らはそういうのに興味がなくて、ツアーをやり続けてたんだ。俺らはすごくラッキーだよ。世界中にオーディエンスがいるんだから。永遠にツアーをやり続けられる」
デビューから46年、まだまだ現役の彼ら。ロックの殿堂入りの在り方に批判的なキッスのジーン・シモンズは最近、「あなたが組織を変えるとしたら?」との質問に、こう答えていた。「Run-D.M.C.、俺は彼らのことすごくいいと思っている。彼らやほかのヒップホップ・アーティストはヒップホップの殿堂入りに動かす。マドンナとドナ・サマーをディスコかダンスの殿堂入りに移す。そして、ディープ・パープルを殿堂入りさせる」
Ako Suzuki, London
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