【インタビュー】Chicago Poodle、2014年第1弾シングルで人生を唄う「キャッチーで軽やかな8ビートは僕らにありそうでなかった」
前作「タカラモノ」のミュージックビデオが57万回再生を突破するなど、Chicago Poodleにとって2013年は飛躍の年となった。そして2014年、“ピアノ名曲工房バンド”と評される彼らの第1弾シングル「シナリオのないライフ」がリリースされる。これまでになかった8ビートの疾走感のある曲でありながら、聴く人の心を瞬時にキャッチしてしまう甘く切ないメロディと人生観が盛りこまれたメッセージは、Chicago Poodleならでは。細部にまでこだわりにこだわった楽曲の素晴らしさをじっくり楽しんでほしい、まさに名曲揃いの作品の完成だ。
◆「シナリオのないライフ」 Short Ver.
■キャッチコピーを作るみたいな感覚でフレーズを書いていった──山口教仁
──ニューシングル「シナリオのないライフ」は3曲、異なったアプローチの楽曲が収録されていて、それでいてChicago Poodleのメロディメーカーとしての才能が存分に発揮された作品になりましたね。タイトル曲は、疾走感がありつつ、すごく心地よく聴けるメッセージソングですが。
花沢:コンスタントに曲を作ってるんですけど、「シナリオのないライフ」はストックしてあった曲の1曲なんですよ。2013年はバラードを多めに歌ってきたので、次にリリースする作品のリード曲はアップテンポにしたいなという想いがすごくあったんです。デモの段階でストリングスを入れたアレンジがほぼ出来上がっていたので、歌詞を山口に託して、そこからまた変わっていった曲ですね。
山口:Chicago Poodleの中ではテンポが速い曲ですね。しかも8ビートの曲って今まであまりないんですよ。
辻本:メロディもキャッチーで軽やかで僕らにありそうでなかった曲ですね。
山口:まず、メロディからポジティブなイメージを受けたんです。で、いつも言葉を書きためているノートをめくっていたら、“シナリオのないライフ”っていうフレーズが出てきて、これはテーマになるんじゃないかなって。
──タイトルから書いていったんですね。予想できないから人生は面白いって歌っている曲ですけど、この歌詞、たくさん名言が出てきますね。“人生は「捨てたもん」じゃない いや そもそも「捨てるもん」じゃない”とか。
山口:プロデューサーに「聴いた人がハッとするような面白いフレーズを盛り込んだらいいんじゃないか」っていうアドバイスをいただいて、僕なりに考えてキャッチコピーを作るみたいな感覚でフレーズを書いていったんです。
辻本:どこを切りとってもいろんなメッセージが飛び出してくるようなドキドキした歌詞になりましたね。
──辻本さんがドキッとしたフレーズは?
辻本:最後のほうの歌詞なんですけど、“丸くて固くて棘があったり いろんな手触りがある人生 「木を見て森を見ず」じゃもったいない♪”っていうところがすごく好きなんですよ。「木を見て森を見ず」とか、なかなか詞では書かないと思いますし、聴いた人の中には“どういう意味なんだろう?”って調べたりもするのかなって。
山口:僕も書いてみたけど、“こういう意味でいいんだっけ?”って調べましたもん(笑)。
辻本:まわりが見えてないってこと?
山口:そう。小さいことにとらわれて、大きいことが見えなくなってしまうっていう。
辻本:また、この歌詞、長いじゃないですか。そこに山口の気合いを感じたし、歌いきった花沢もスゴイと思いましたね。
花沢:曲を作るときはいつもデタラメ英語の詞を乗せるんですけど、元を超える膨大な言葉数の歌詞ができてきたので、そこから歌いまわしやリズムを変えたりしましたね。ヴォーカルは力まずにリラックスして歌うことを意識しました。
◆インタビュー(2)へ
◆「シナリオのないライフ」 Short Ver.
■キャッチコピーを作るみたいな感覚でフレーズを書いていった──山口教仁
──ニューシングル「シナリオのないライフ」は3曲、異なったアプローチの楽曲が収録されていて、それでいてChicago Poodleのメロディメーカーとしての才能が存分に発揮された作品になりましたね。タイトル曲は、疾走感がありつつ、すごく心地よく聴けるメッセージソングですが。
花沢:コンスタントに曲を作ってるんですけど、「シナリオのないライフ」はストックしてあった曲の1曲なんですよ。2013年はバラードを多めに歌ってきたので、次にリリースする作品のリード曲はアップテンポにしたいなという想いがすごくあったんです。デモの段階でストリングスを入れたアレンジがほぼ出来上がっていたので、歌詞を山口に託して、そこからまた変わっていった曲ですね。
山口:Chicago Poodleの中ではテンポが速い曲ですね。しかも8ビートの曲って今まであまりないんですよ。
辻本:メロディもキャッチーで軽やかで僕らにありそうでなかった曲ですね。
山口:まず、メロディからポジティブなイメージを受けたんです。で、いつも言葉を書きためているノートをめくっていたら、“シナリオのないライフ”っていうフレーズが出てきて、これはテーマになるんじゃないかなって。
──タイトルから書いていったんですね。予想できないから人生は面白いって歌っている曲ですけど、この歌詞、たくさん名言が出てきますね。“人生は「捨てたもん」じゃない いや そもそも「捨てるもん」じゃない”とか。
山口:プロデューサーに「聴いた人がハッとするような面白いフレーズを盛り込んだらいいんじゃないか」っていうアドバイスをいただいて、僕なりに考えてキャッチコピーを作るみたいな感覚でフレーズを書いていったんです。
辻本:どこを切りとってもいろんなメッセージが飛び出してくるようなドキドキした歌詞になりましたね。
──辻本さんがドキッとしたフレーズは?
辻本:最後のほうの歌詞なんですけど、“丸くて固くて棘があったり いろんな手触りがある人生 「木を見て森を見ず」じゃもったいない♪”っていうところがすごく好きなんですよ。「木を見て森を見ず」とか、なかなか詞では書かないと思いますし、聴いた人の中には“どういう意味なんだろう?”って調べたりもするのかなって。
山口:僕も書いてみたけど、“こういう意味でいいんだっけ?”って調べましたもん(笑)。
辻本:まわりが見えてないってこと?
山口:そう。小さいことにとらわれて、大きいことが見えなくなってしまうっていう。
辻本:また、この歌詞、長いじゃないですか。そこに山口の気合いを感じたし、歌いきった花沢もスゴイと思いましたね。
花沢:曲を作るときはいつもデタラメ英語の詞を乗せるんですけど、元を超える膨大な言葉数の歌詞ができてきたので、そこから歌いまわしやリズムを変えたりしましたね。ヴォーカルは力まずにリラックスして歌うことを意識しました。
◆インタビュー(2)へ
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