Astell&Kern AK100、ついにギャップレス再生に対応

ポスト
ハイエンド・デジタルオーディオプレイヤー「Astell&Kern AK100」のファームウエアがアップデート、公開となった。現ver.1.33からver.2.01という大きなメジャーアップデートを果たしており、まさに待望の新機能が追加されることとなった。

ver.2.01のファームウエアをAK100にコピー、再起動すると更新がかかり様々な新機能追加とバグフィックスが反映されるが、起動してまず最初に目に飛び込むのはインターフェイスの改善だ。

トップ画面のデザインが上位機種AK120と同様のグラフィックとなり、より使いやすさが向上したのみならず、カラーバリエーションが4タイプ用意されており、好きなカラーリングを選択することができる。AK120はブラックしか存在しないが、黒・金・銀というカラーバリエーションを有するAK100だけに、外観とGUIの色味を合わせるというささやかなこだわりが楽しめる。4つ目に用意された紫のグラデーションが、次期カラバリへとつながるのか、ちょっと楽しみなところだ。なおデフォルトでは英語画面となるが、言語設定を日本語にすれば、全て日本語に切り替わる。

機能面で最も大きなアップデートはギャップレス再生の対応だ。AK120では一足早く実現されていた機能だけに、AK100での対応も待たれていたところであり、これによってライブアルバムやノンストップMIX系作品、曲間のないコンセプトアルバムやクラシック作品などが、違和感なくスムーズに楽しめるようになった。

他、これまでなかった機能として、ヘッドホン出力3dBブースト機能が追加されたことで、高インピーダンスのヘッドホンとの相性がさらに良くなったこと、アルバムアート表示のバリエーション、無操作オフでなく、設定時間になると自動的に電源をオフにしてくれるスリープタイマー機能の追加など、細かな機能も追加されている。

今回のトピックスはインターフェイスの改善とギャップレス再生対応の2点だと思うが、何気に素晴らしいのは、動作の安定化と改善というチューンナップ部分だ。何しろ起動時間が飛躍的に早くなった。細かな変化だが、毎日愛用している人にとっては、この些細な違いが使い勝手や愛着にも大きく影響を与えるところ。また、Ver1.33で起きていたトラックNo認識問題の改善や、microSDの認識安定化など、目には見えないもののベーシックな部分でのブラッシュアップも随分と進んだようだ。

愛用者は、今すぐアップデートを。これによりAK100の魅力はさらに大きくステップアップしたことだろう。コンパクトでスタイリッシュ、それでいて突き抜けた高音質というAK100、是非一度チェックを。

●Astell&Kern AK100用の新ファームウェア『ver.2.01』
・ギャップレス再生機能の追加(任意にON/OFF可)
・新GUIホーム画面(4種類より選択可)
・ヘッドホン出力3dBブースト機能追加(任意にON/OFF可。Vol.72以上での使用はクリッピングが発生する場合があります)
・アルバムアート表示(フル/フィット)切替機能追加
・スリープタイマー機能の追加(設定時間になると自動的に電源オフ)
・内蔵メモリフォーマット機能追加(※外部メモリは対象外)
・トラックNo認識改善
・起動速度向上
・microSD認識安定化、その他動作の安定化

◆ファームウェア・ダウンロードサイト
◆Astell&Kern AK100オフィシャルサイト
◆iriver直販サイト『アキハバラe市場』
◆iriver楽天サイト『アキハバラe 市場楽天市場支店』
この記事をポスト

この記事の関連情報