【インタビュー】HAWAIIAN6、dustbox、locofrankによるメロディックアルバム10000字対談「本当の意味で潰し合いみたいな感じですね(笑)」

HAWAIIAN6、dustbox、locofrank。メロディックシーンを牽引する3バンドがスプリットアルバム『THE ANTHEMS』を完成させた。どのバンドも結成10年を超えるキャリアと実績を持つ3ピースであり、彼らがライブハウスシーンを盛り上げ続けてきたことは疑いようのない事実だ。それぞれが4曲の新曲を持ち寄って完成した全12曲収録アルバムには、仲間にしてライバル関係にある3バンドが、互いをつぶし合うつもりで制作したガチな潔さと、個々にしか出せない音が凝縮されていた。そして3本の河川がひとつとなった大河は雄大で力強い。その激流に呑み込まれるように音に身を委ねるもよし、それぞれのバンドの特徴を聴き分けるもよし。楽しみ方はあなた次第だ。HAWAIIAN6からYUTA、dustboxからSUGA、locofrankから木下正行というソングライターにしてフロントマンが『THE ANTHEMS』を語り尽くす超ロングトークセッションをお届けしたい。
◆『THE ANTHEMS』制作ドキュメント映像
■各々がジャンル関係なくいろんな人たちとやりたいバンドだから──YUTA(HAWAIIAN6)
■dustboxのこの先を考えていくうえで、今だったら面白いかもって──SUGA(dustbox)
■「HAWAIIAN6さえよければ面白い話だと思う」って話をして──木下正行(locofrank)

YUTA:発端は、うちのドラムのHATANOが言い出したことがはじまりですね。
──3組でスプリットをリリースしたら面白いんじゃないか?というノリですかね。
YUTA:うちのドラムって、すごい深くまで考えてたりするんですけど、案外なにも考えないで言ったりすることもあるんです。だから今回の場合、そのどっちなのかわかんないんですけど(笑)。まあ、考えていたと思うんですね。で、それよりも以前に、メロディックのコンピを作りたいという話があったんです。でも俺はあまり賛成できなかったんですね、そのとき。そのタイミングでやる意味もよくわからなかったから。振り返るとHAWAIIAN6は、いろんなバンドとジャンルも関係なく対バンとかイベントとかしてきたバンドだから、メロディックでコンピを作るということ自体、“何でここで? あまりいいとは思えない”と純粋に思ったので、その話は一回流れたんですよ。
──それが今回、YUTAさん自身はどうして賛成することに?
YUTA:HAWAIIAN6もメンバーチェンジがあったり、いろんなことを経たから。今回またそういう話になって、やってみようと。
──locofrankとdustboxには、どういうカタチで話があったんですか?
SUGA:HATANOさんがまずlocofrankに話をしたんだよね?
木下:3年前くらいにライブハウスの楽屋で、“こんなのを出したら面白くないか?”って……たしかそのときにはまだdustboxの名前は挙がってなかったくらい初期段階の話だったと思うんですけど。それまでメロディックで集まることもなかったし、今やったら面白いんじゃねぇかなって感じで。でも、まだ俺たちも“これがlocofrankです”って、正面からぶつけるほどのことができてなかったので、少し時間がほしいっていう話をしたんです。で、HAWAIIAN6がメンバーチェンジを経てしばらくしてから、「あの話どうですかね? HAWAIIAN6さえよければ、俺たちも示したいものが固まったので、面白いと思うんですけど」ってHATANOさんに話をして、そこからですよね。
SUGA:僕らは2年前くらいに、HATANOさんから話を聞いたんですけど。そのときはdustboxも結構曲作りでいろいろ考えていた時期というか。この後、どういう展開をしようかなみたいな時期でもあったから、いつかスプリットができたら面白いだろうなというくらいだったんだけど。最初の話から1年くらい経って、ちょうどdustboxのこの先を考えていくうえで、またその話が出てきたので、今だったら面白いかもって。
──3バンドのタイミングがうまく合ったんですね。
SUGA:そうなんですよね。結局、誰かしらがNO!って言ったらなかった話ですね。
──もともと対バン経験もあるし、3バンドは古くからの間柄ですよね?
YUTA:でも、仲良くなったのは意外とここ数年の話なんですよ。イベントとかで一緒になることはあったんですけど、思ったほど対バンすることがなかったんです。
SUGA:そう。お互いの企画にはほとんど出てなくて。locofrankはうちの企画に1~2回出てるかな? でもそれも結構前の話だね(笑)。
木下:それこそ5~6年前とか。
SUGA:あとは、ツアーで1~2本一緒になったりとか。HAWAIIAN6には前回ツアー<dustbox presents 2010&2011"starbow"tour>で初めて出てもらったっていう。
YUTA:そうなんですよ。
──実は深い接点はなかったんですね。
YUTA:基本的に各々が、いろんな人たちとやりたいバンドだから、逆にいわゆるメロコアとかメロディックといわれるバンドと一緒になることが少なかったというのはあるんですよね。うちは特にそうだと思う。なので必然的に機会がなかった感じですかね。別に避けていたわけでもないし(笑)。
SUGA:お互いに意識はしてたからね。ああ、アルバム出すんだとか。
木下:絶対的に気になる存在ですからね。
SUGA:普通にタワレコでCD買っちゃったりして(笑)。
木下:で、絶対に買ったって言わない(笑)。
◆インタビュー(2)へ
この記事の関連情報
<SATANIC CARNIVAL '25>、第三弾発表にマンウィズ、HAWAIIAN6、RIZE、Dizzy Sunfist、花冷え。など12組
10-FEET主催<京都大作戦2025>、第一弾発表にBRAHMAN、Dragon Ash、ロットン、dustbox、SiMなど7組
locofrank、初期3枚のアルバムに絞った限定ワンマンツアーを6月より開催
能登半島支援ライブ<GAPPA ROCKS>出演者発表に、サンボ、黒夢、BRAHMAN、マンウィズ、ホルモン、モンパチなど14組
G-FREAK FACTORY、全国ツアーゲスト最終発表にHAWAIIAN6、サンボマスター、ハルカミライ、四星球など7組
SHADOWS、ツアー<Dig>ファイナルシリーズのゲストにThe BONEZ、ROTTENGRAFFTY、dustbox
【速レポ】<REDLINE>dustbox、トラブルもコラボも感動の名場面「終わりは新しい始まり」
G-FREAK FACTORY、全国ツアーゲスト第二弾発表に10-FEET、The BONEZ、ロットンなど9組
<REDLINE>、SiMのMAHを中心とした一大プロジェクト“REDLINE DREAM BAND”始動