イアン・ギラン「ジョン・ロードが曲を完成してくれた」
ディープ・パープルのフロントマン、イアン・ギランは、2012年に亡くなった元バンド・メイト、ジョン・ロードとの間にいまでも特別な絆が存在すると信じているそうだ。新作には、彼が完成してくれたと感じる曲が収録されているという。
◆ディープ・パープル画像
イアン・ギランはWennにこう話している。「ナッシュビルでニュー・アルバム『Now What?!』をレコーディングしているとき、イアン・ペイスがジョンの死を知らせてきた。覚悟はできてたよ。でも、言うまでもなく、とてつもない衝撃だった。俺ら、しばらく黙ってた後、彼の逸話がいくつも浮かんできて、俺らにとって大事なジョンとの楽しかった思い出を語り始めた」
「ちょっと父親が亡くなったときみたいだった。彼の身体が消え打ちのめされたけど、次の瞬間、彼のスピリットを感じたんだ。以来ずっと、彼は俺のそばにいる…。ジョンも同じように部屋を包み込んだ」
「それで、“Souls having touched are forever entwined”って一節を走り書きした。彼の葬式で読み上げたよ。それに、それは最後の最後で行き詰ってた「Above & Beyond」って曲にも加えたんだ。その一節を入れた瞬間、ジョン・ロードが俺らみんなに歌いかけてるみたいだった。素晴らしかった」
ジョン・ロードはバンドを脱退した後もディープ・パープルのメンバーと親しくしており、イアン・ギランはまだ彼の死を受け入れることができないという。
ディープ・パープルは2013年5月、8年ぶりとなる新作『ナウ・ホワット?!』をリリースした。
ディープ・パープル『ナウ・ホワット?!』
2013年5月22日発売
DVD付き限定盤 VIZP-116 \3,800(税込)
通常盤 VICP-65152 2,625円(税込)
1.A Simple Song
2.Weirdistan
3.Out Of Hand
4.Hell To Pay
5.Body Line
6.Above And Beyond
7.Blood From A Stone
8.Uncommon Man
9.Apres Vouz
10.All The Time In The World
11.Vincent Price
Ako Suzuki, London