ロッド・スチュワート「ステロイドのせいでステージで幻覚症状」
ロッド・スチュワートは以前、声帯の腫れを抑えるためステロイドを常用していて、とんでもない目に遇ったそうだ。
◆ロッド・スチュワート画像
彼は『MOJO』マガジンのインタビューでこう明かした。「1980年代後半、ステロイド中毒になってて、ツアーで酷い経験をした。当時はイヤー・モニターなんかなくて、バンドはすごい音量出してたんだ。僕もそれに負けず声を張り上げてた。ステロイドは膜組織の腫れを鎮めるから、ショウがあるのに声が出ないっていうピンチを迎えたとき最適なんだ」
しかし、いろいろ副作用があったらしい。「太る。身体が膨れ上がる。寝れなくてイライラしやすい。この世でサイテーなドラッグの1つだ。ある夜なんか、ステージの上にいるのに、母親と一緒に台所にいるんだって思い込んでたことがある。ステロイドのおかげで胃に穴が開いて内出血してて、幻覚症状を起こしたんだよ。オーディエンスはどう思てったんだろう!」
いまでも年に1回くらいステロイドに頼ることがあるが、それは大ピンチのときだけに限り、代償を払わなくてはいけない覚悟はできているそうだ。
ロッド・スチュワートは今週、英国でニュー・アルバム『Time』をリリース(日本盤5月8日発売澄み)。6月4日、6日にロンドンのO2アリーナでパフォーマンスする。
Ako Suzuki, London
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