ロッド・スチュワート、恩人の遺灰をギターの中に「いまでも彼と共にある」

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Photo (C) Penny Lancaster

ロッド・スチュワートは、ティーンエイジャーだった彼をバンドに迎え、大きなチャンスを与えてくれたブルース・シンガー/ギタリスト、ロング・ジョン・ボルドリーを恩人と敬愛しており、彼の遺灰が入ったギターを所有しているそうだ。

◆ロッド・スチュワート画像

ブライアン・アダムスがゲスト編集長を務めた『Classic Rock』最新号で、アダムスと対談したロッドは、1963年に初めてボルドリーと出会った日をこう振り返っている。「彼のバンド(フーチ・クーチー・メン)を観に行ったんだ。家に帰るとき、僕は(駅の)7番線のホームにいて、彼は6番線かなんかにいた。僕は、ひとりでハーモニカを吹きながら、マディ・ウォーターズの曲を歌ってた。そしたら、彼が来て、“若者、僕のバンドにバックアップ・シンガーとして加入しないか?”って言われたんだ」

「僕はそうしたよ。そこで、全てが始まったんだ。週35ポンドだった。当時では大金だ。平均賃金は週20ポンドの時代だった」

ボルドリーは2005年に64歳で死去。ロッドは、ギターのおかげで、いまも彼を身近に感じることができるそうだ。「僕はいまでも彼のギターを持ってる。彼の遺灰が中に入っていて、揺らしたりすると、彼を聞くことができる。彼はまだ僕と一緒にいる」

ロッドが加入したフーチ・クーチー・メンは、その後、スティームパケットに発展。ザ・ローリング・ストーンズのサポート・アクトを務めた。



Ako Suzuki
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