マイケル・ジャクソン<This Is It>の宣伝に登場したのは替え玉?

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マイケル・ジャクソンの遺族が、予定されていたマイケルのコンサート<This Is It>の宣伝のために、ツアー・プロモーターのAEGが替え玉を雇っていたと主張している。

◆プリンス・ジャクソン&マイケル・ジャクソン画像

AEGに対して400億ドル(約4兆円)の巨額賠償金を求めている遺族側は、2009年6月のマイケルの死の直前に、ロンドンO2アリーナで企画されていた<This Is It>のプロモーション目的でAEGがマイケルの身代わりを雇い、公の場にも登場させようとしていたと確信しているという。ある関係者はデイリー・スター紙に「プリンス(息子)とパリス(娘)をはじめ母親のキャサリンはマイケルの替え玉が用意されていたと信じているんです。なので3人は私立探偵を雇って、その替え玉の正体を突き止めようとしています」と話す。

3人はまた、同コンサートのためにリハーサルを行っているマイケルの様子を撮影した映像についても、当時のマイケルはダンスを披露できるような健康状態ではなかったことから、その映像でも替え玉が用いられていたと考えているという。

遺族側は現在、急性プロポフォール中毒でマイケルを死に至らせた元主治医のコンラッド・マーレー被告を「不注意に」雇ったとして、AEGを相手に裁判中だ。そのため遺族側は私立探偵を使ってマイケルの「そっくりさん」を見つけ出し、その人物に法廷で証言をさせようと目論んでいる。実際、ボディーランゲージ専門家のビアンカ・コッブ氏はFOXニュースに「私の見解では、あの映像に出ている男性はマイケル・ジャクソン本人ではないと思います。歩き方が気取りすぎてますし、マイケルの通常の歩調よりも飛び跳ねた感じですね。マイケルは頭を下げて歩いていましたから」と語っている。

一方のAEGは今回の遺族側の主張を全面的に否定している上、2009年公開のドキュメンタリー映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』を製作したソニー・ピクチャーズ側も「全ての映像は否定のしようがなくマイケル本人です」と疑惑を否定している。
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