米3大ロック・フェスの一つ、税金の逆風で開催危機へ
アメリカの3大ロック・フェスに数えられる<コーチェラ・ヴァリー・ミュージック&アート・フェスティヴァル(コーチェラ・フェス)>が開催の危機に面している。
アメリカ西海岸のロック・フェスとして1999年、コロラド砂漠の一角にあるインディオでスタートしたコーチェラ・フェスだが、常連のキュアーやレディオヘッドのほか、マドンナやポール・マッカートニー、最近ではジェイ・Zやパブリック・エナミーも参加する総合ミュージック・フェスに発展。この4月にも3日間にわたる野外フェスを大成功裏に終了している。
問題はインディオ市が2500人以上のエンターテイメント・イベントに特別入場税をかけようとしていることで、開催者のゴールデンヴォイスによれば、特別入場税が施行されると、チケットの値段が36ドル(およそ3000円)近くも跳ね上がってしまうという。ゴールデンヴォイスはこの3月に開催場所である”エンパイア・ポロ・クラブ”の倍以上の周辺土地を買う予定であることを明らかにしたが、もちろん交渉は中断。「これまで毎年、何百万ドルの税金を市に払ってきたのに何故? 2014年からはインディオ市以外の土地で開催するよう話を進めている」とコメントしている。
2013年に関してはとりあえず、これまで通り開催する予定で、日程も4月12日~14日、もしくは4月19日~21日にスケジューリングされているという。
◆ニュース提供:ビルボード
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