『ロック・オブ・エイジズ』サントラ、米アルバム・チャートTOP10入り
トム・クルーズが伝説のロックスター:ステイシー・ジャックスを熱演するミュージカル映画『ロック・オブ・エイジズ』は、アメリカにて6月15日に公開され、オリジナル・サウンドトラックCDは6/22付全米アルバム・チャートで9位にランクインを記録している。初登場15位からさらにランクアップし、ついにTOP10入りしたということだ。
◆『ロック・オブ・エイジズ』画像
強豪ひしめく全米アルバム・チャートの中で、サントラ作品がTOP10内にランクインすることは珍しい。収録曲は1980年代を代表するロック・ナンバーのカバー曲だが、このサントラでは全20曲中8曲がトム・クルーズが歌手としてクレジットされており、その歌声が披露されている。うち2曲はソロ・ナンバーだ。ロックスター:トム・クルーズとしての記念すべき全米チャート・デビュー作品となったわけだが、日本では映画公開日の9月21日に先駆け、6月27日に日本盤サントラが発売となった。。
『ロック・オブ・エイジズ』での注目ポイントは、やはり何よりトム・クルーズの熱唱ぶりだ。「失神者続出の超絶カリスマ・ロックスター」というハードルの高すぎる設定を、吹き替えなしで実力でやりきっていることが何よりの驚きだ。この役作りのためにガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズのボイストレーナーにつけ、1日5時間週5日のボイストレーニングを敢行したうえでの成果だが、それにしてもその実力たるやまるで底なしだ。
「歌うことと演技をすることは似ている。それは物語を語ることなんだ。そのことに気付いて、ずいぶん楽になった。」と語っているが、トム・クルーズの一番のお気に入りの曲は「シュガー・オン・ミー」(デフ・レパード)だとか。この曲は、iTunes、mora、レコチョクなどで先行配信中なので、是非チェックしてみていただきたい。
1980sロック・ナンバーで全編彩られる当映画の音楽は、“『ヘアスプレー』×『glee』”の最強タッグで作られている。本映画の監督を務めるのは、自身が俳優、振付師でもあり、大ヒットしたミュージカル映画『ヘアスプレー』を手掛けたアダム・シャンクマン。そして音楽監修はアメリカで大人気の海外ドラマ『glee』のアダム・アンダース。音楽エンターテインメント業界における超重要人物である「二人のアダム」によるコラボレーションが本作で実現している点も話題のひとつだ。
サントラには『glee』でお馴染みジャーニーの「ドント・ストップ・ビリーヴィン」を始めとして、大ヒットした80sロック・ナンバーのカバーが19曲収録、映画のために作られたオリジナル曲も1曲収録されている。トム・クルーズだけでなく、キャサリン・ゼタ=ジョーンズや、メアリー・J.ブライジをはじめとする豪華キャストもその圧倒的歌唱を披露。さらに、日本盤には特別にキャストと一緒に歌える「シンガロング・インストゥルメンタル」ヴァージョン(=主旋律以外を収録したマイナス・ワン)が4曲収録されている。「シンガロング」はコーラス付なので、トム・クルーズのバック・コーラスが入っている「シュガー・オン・ミー」では、彼との夢の共演がいつでも好きなときに楽しめるというわけだ。
『ロック・オブ・エイジズ』オリジナル・サウンドトラック
2012年6月27日発売
SICP-3540 税込¥2,520
*()内はオリジナル曲演奏アーティスト
*トム・クルーズ参加トラック(1、10=ソロ、7、8、13、17、18、20)
1.パラダイス・シティ(ガンズ・アンド・ローゼズ)
2.シスター・クリスチャン/まるっきりパラダイス/ナッシン・バット・ア・グッド・タイム(ナイト・レンジャー&デイヴィッド・リー・ロス&ポイズン)
3.ジューク・ボックス・ヒーロー/アイ・ラヴ・ロックンロール(フォリナー&ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ)
4.強気で愛して(パット・べネター)
5.ガール・ライク・ユー(フォリナー)
6.モア・ザン・ワーズ/へヴン(エクストリーム&ウォレント)
7.ウォンテッド・デッド・オア・アライヴ(ボン・ジョヴィ)
8.アイ・ウォナ・ノウ(フォリナー)
9.アイ・ワナ・ロック(トウィステッド・シスター)
10.シュガー・オン・ミー(デフ・レパード)
11.ミスティ・ハート(クォーターフラッシュ)
12.シャドウ・オブ・ザ・ナイト/ミスティ・ハート(パット・べネター&クォーターフラッシュ
13.ヒア・アイ・ゴー・アゲイン(ホワイトスネイク)
14.涙のフィーリング(REOスピードワゴン)
15.お気に召すまま(ジャーニー)
16.アンダーカヴァー・ラヴ(ディエゴ・ボネータ※映画オリジナル曲)
17.エヴリ・ローズ・ハズ・イッツ・ソーン(ポイズン)
18.ハリケーン(スコーピオンズ)
19.シスコはロック・シティ/ウィア・ノット・ゴナ・テイク・イット(スターシップ&トゥイステッド・シスター)
20.ドント・ストップ・ビリーヴィン(ジャーニー)
日本盤ボーナス・トラック(シンガロング・インストゥルメンタルズ)
21.シュガー・オン・ミー(sing-a-long instrumentals)
22.お気に召すまま(sing-a-long instrumentals)
23.シスコはロックシティ/ウィア・ノット・ゴナ・テイク・イット(sing-a-long instrumentals)
24.ドント・ストップ・ビリーヴィン(sing-a-long instrumentals)
映画『ロック・オブ・エイジズ』情報
時は1980年代、とてつもないサクセスストーリーとスキャンダルがあふれ返る黄金時代。場所はハリウッドのサンセット・ブルバード、世界中の人々が富と名声を夢みて集まる憧れのストリート。そこに待ち受けているのは輝かしい成功か、それとも華々しい転落か。一度は夢を叶え、人気の絶頂を極めたロックスターも、そんな崖っぷちに立つひとり。夢を見失い落ちぶれかけた彼は、目の前の現実に挫けそうになりながらも諦めない若者たちの姿に、もう一度自分の夢を取り戻そうとするのだが…。
2012年9月21日(金)全国ロードショー
キャスト:トム・クルーズ/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/アレック・ボールドウィン/ジュリアン・ハフ(『バーレスク』)/ディエゴ・ボネータ/ポール・ジアマッティ/ラッセル・ブランド/メアリー・J.ブライジ/マリン・アッカーマン/ブライアン・クランストン
監督:アダム・シャンクマン(『ヘアスプレー』)
原題:ROCK OF AGES
配給:ワーナー・ブラザース映画
www.rockofages-movie.jp
(C)2012 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC.
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?associate=SMO&cd=SICP000003540
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