大手レコード会社の買収に反対の声

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ユニバーサル・ミュージックによるEMI音楽部門の買収に対して、欧州委員会が反対の意向を示した。欧州委員会のコンペティション/公正競争担当であるホアキン・アルムニア委員によると、欧州連合の競争と消費者保護法に基づき、この買収についていくつかの意見リストを用意しているという。

8日朝、スイスでアルムニア委員が語ったところによれば、「すでに寡占化が進むマーケットで消費者やアーティストたちの利益を害する恐れがある」とし、2011年11月に発表された買収に関する承認審議は新しいプロセスに移っているそうだ。この9月6日を最終日に結論を出す予定だが、音楽業界や消費者団体から反対の意見が沸き起こっており、音楽ビジネスの硬直化が進み、買収によりユニバーサルは2位となるレコード会社の2倍の市場規模を有することになる結果、競争を阻害し値上げの要因を作り出す懸念が示された。「カタログ規模がポイントで、もし寡占化でカタログが限定されれば、ユーザーは他のものを選ぶようになるだろう」とのこと。

一方、ユニバーサルでは「このような問題で欧州委員会が反対の意向を示すのは良くあることで、声明文を受け取ってからよく吟味し対応、欧州委員会とも緊密な連絡を欠かさず、承認獲得を目指していきたい」としている。

◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
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