アル・ヤンコヴィック、印税支払いを求めてレコード会社を訴える

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ウィアード・アル・ヤンコヴィックはソニー・ミュージック・エンターテインメントに対する印税訴訟について話したがらないが、「これは個人的なことではない」と言っている。

「ソニーに腹を立てているんじゃない。彼らも僕に腹を立てていないと思いたいね。これはたんなるビジネスなんだよ」。彼のイヤー・ブッカー・エンタープライゼズは未払いのデジタル印税とナップスターなどのサイトに対する決済金の取り分として500万ドルを求めてソニーを訴えている。ヤンコヴィックはいまだにソニー・ファミリーの一員で、2011年の最新作『アルポカリプス』はソニーの子会社、ボルケイノからリリースされ、コメディ・チャートで1位、ビルボード200で9位を記録した。

「僕の弁護士と彼らの弁護士は僕にいくら払われるべきかについて根本的に意見が一致していない。だから、法廷で決着を着けなきゃならないんだ。おそらく僕があまりしゃべらない方がマネージャーや弁護士も嬉しいだろう。僕の証言が必要なら、彼らがそういうだろうからね」

最近のヤンコヴィックは忙しい。YouTubeで10エピソードの『フェイス・トゥ・フェイス』というショーをやっており、これは彼のコンサートで人気のインチキインタビューをフィーチャーしたものだ。

「インタビューをやるのが大好きなんだ。楽しいし、ファンも喜んでくれるから。ライブでやるよりたくさんネタもあるしね」。「こういうインタビューをやるときはいつもオリジナルのアーティストが許してくれますようにと思っている。1984年からずっとやってるけど、セレブから苦情が来たことは一度もないよ。きわどいことをやる場合もあるけど、たいていの場合みんなジョークを楽しんでくれてるみたい」

『フェイス・トゥ・フェイス』のおかげで『アルポカリプス』に続く新作の制作が頓挫している。「来月セッションをやる予定だったけど、新曲を書く時間がなくて中止にしてしまった。だけど、いくつかアイデアはあるんだ。今年中にスタジオに入って新作の最初の作品をレコーディングするよ」

ヤンコヴィックは2冊目の子供向けの本を2013年秋に出す予定だ。詳細は明かせないと言うが、前作『ホエン・アイ・グロウ・アップ』の主人公、ビリーが今回も登場する。「新しいフランチャイズの始まりみたいに見えるかもね。『ザ・ハンガー・ゲームス』ほど暗くないと思うけど」

また、ヤンコヴィックをニューオリンズのスーパー・ボウルのハーフタイム・アクトにしようというインターネットの署名嘆願が始まっている。「断るわけにはいかなかったけど、息を止めて待っているつもりはないよ。注目してもらえることも、ファンがそれを実現させたがっていることもものすごく嬉しい。実現はしないと思うけどね。実現なんて考えたくもないよ。もしほんとにそんなことになったらすぐさま下痢の発作に襲われちゃうよ。それ以上恐ろしいことなんて想像もできないね」

◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
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