由紀さおり、平成23年度芸術選奨 文部科学大臣賞を受賞

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由紀さおりが芸術選奨文部科学大臣賞を受賞したことが文化庁より発表となった。芸術各分野において、優れた業績を上げた者またはその業績によってそれぞれの部門に新生面を開いた者を選奨するというもので、由紀さおりのアルバム『1969』の成果に対し、平成23年度の文部科学大臣賞(大衆芸能部門)が贈られた。

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【平成23年度(第62回)芸術選奨 贈賞理由[文部科学大臣賞]】
由紀さおり氏が米国のオーケストラ「ピンク・マルティーニ」と組んで、1969年のデビュー曲「夜明けのスキャット」ほか同時期に内外でヒットした曲を歌ったアルバム『1969』が異例の世界的成功を収めたことは、久々に本邦音楽界に明るい話題を提供した。ほぼ全曲を日本語で歌ったアルバムが海外でも高く評価されたのは、高度に洗練された歌唱、40年に及ぶ歌手活動で培った豊かな表現力の賜物で、CD盤発売に合わせた欧米公演でも日本語の魅力を歌に托して賞賛を浴びるなど、『1969』は大衆歌謡の世界に新たな地平を切り開く顕著な成果となった。

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『1969』は、由紀さおりが「夜明けのスキャット」でデビューした1969年の世界のヒット曲を集めた作品で、1曲以外は全て日本語で歌われているが、現在までに世界50カ国以上でCDやデジタルで発売・配信され、世界的なヒットを生み出した作品だ。

2011年はピンク・マルティーニのワールド・ツアーにゲストとして参加し、10月にはイギリス「ロイヤル・アルバート・ホール」、12月にはアメリカ4都市(ワシントン、ニューヨーク、ボストン、ポートランド)6公演を大盛況のうちに終了、2012年は<由紀さおり&ピンク・マルティーニ ジャパン・ツアー2012>として、日本でのコンサート開催が決定している。

「このような名誉ある賞をいただくことができ、本当にうれしく思っております。
今後、歌っていくうえで、とても大きな励ましと後押しをいただけました。
これからもさらに精進してまいります。」──由紀さおり

由紀さおり & ピンク・マルティーニ『1969』
2011年10月12日発売
TOCT-27098 3,000(tax in)
( )内:オリジナル歌唱アーティスト
1.ブルー・ライト・ヨコハマ(いしだあゆみ)
2.真夜中のボサ・ノバ (ヒデとロザンナ)
3.さらば夏の日 [Du soleil plein les yeux](フランシス・レイ)
4.パフ [Puff, The Magin Dragon](ピーター・ポール&マリー)
5.いいじゃないの幸せならば(佐良直美)
6.夕月(黛ジュン)
7.夜明けのスキャット(由紀さおり)
8.マシュケナダ [Mas Que Nada](日本語版:アストラッド・ジルベルト)
9.イズ・ザット・オール・ゼア・イズ? [Is That All There Is?](ペギー・リー)
10.私もあなたと泣いていい? (兼田みえ子)
11.わすれたいのに / 原曲[I Love How You Love Me](モコ・ビーバー・オリーブ)
12.季節の足音 -bonus track-

<由紀さおり&ピンク・マルティーニ ジャパン・ツァー2012>
・6/5(火)千葉県文化会館 (問)ザ・カンパニー 03-3479-2245
・6/7(木)東京国際フォーラム ホールC (問)サンライズプロモーション東京 0570-00-3337
・6/9(土)オリックス劇場(旧大阪厚生年金会館) (問)キョードーインフォメーション 06-7732-8888

◆由紀さおりオフィシャルサイト
◆由紀さおりレーベルサイト
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