AYABIE、全国ツアー最終公演「みんなに一番寄り添える僕らでいたい」
4人組ロックバンドAYABIEが1月13日、赤坂BLITZで、2011年11月から全国で展開したツアーの最終公演を開いた。ステージでは新シングル「メリーゴーランド」(1月25日発売)など20曲以上を披露。ボーカル・ギターの夢人は、「これからもみんなのため、僕らのため音楽を続けていきます。みんなに一番寄り添える僕らでいたい」と思いを込めていた。
◆AYABIE画像
疾走感ある「Blind」で幕を開けたステージは、タオルを振り回して一体となった「絶対的理想と圧倒的現実」へとどんどん加速。「浸食」では夢人がベースのインテツを指さし、「こいつはヘドバンで有名なバンドマンです。みんなインテツに負けんなよ。BLITZ対インテツだ!」とあおり、会場も負けじと頭を激しく揺らしていた。
ミラーボールがきらめき、笑顔があふれるパーティーのような盛り上がりから一転。曲の合間のMCでは、2010年10月から4人体制で活動を始めたAYABIEについて夢人が「4人で始めたころは、音楽ができなくなるかもと言う不安があった。(出身の)三重に帰ってコンビニで働かなくちゃと危機感があった」と心境を吐露。今ツアーの前には、4人で幾度も話し合いを重ねたことも明かし、「今日がダメだったら、もうダメやなと思っていた。でも今日みんなのところに届いたなと思えるライブができた。ありがとうの気持ちをずっと忘れずに頑張って行きます。不器用でこういう方法でしか音楽が出来ない奴らですけど、いつか(日本)武道館でライブがやれたらという気持ちでやっている。やろうな」と呼びかけると、会場中から大きな拍手が起こっていた。
ステージではほか、3月1日にオープンするライブハウスEDGE Ikebukuroのこけら落とし公演を行うことも発表。ステージは1日、2日の両日に行うことが決まっている。
取材・文:西村綾乃
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