ファイル共有サイト、メガアップロードが米検察によって閉鎖

ポスト

世界最大のファイル共有サイトのひとつ、メガアップロードが1/19に閉鎖され、その創立者と何人かの会社重役が著作権侵害法違反で起訴されたと連邦検察が語った。

起訴状によると、メガアップロード・コムは映画などのコンテンツを著作権侵害したことで著作権保持者に5億ドル以上の損害を与えたとしている。起訴状は、インターネット上の著作権侵害行為に対抗しようとする2つの国会議案に反対すべくウィキペディアやグライグスリストなどのウェブサイトが閉鎖された一日後に公開された。

司法省は声明の中で、かつてキム・シュミッツとして知られていたキム・ドットコムと他3人が、1/19、合衆国当局の求めに応じてニュージーランドで逮捕されたと述べた。二人の被告人がまだ捕まっていない。

昨年、このサイトはカニエ・ウェスト、ウィル・アイ・アム、スウィズ・ビーツなどのセレブがサイトを宣伝しているような歌とビデオを発表して話題を呼んだ。

メガアップロードはダウンロードのコンテンツの量の多さのみならず、本来なら著作権侵害の被害者であるはずのセレブやミュージシャン、プロデューサーたちから支援されていることでも例外的な存在だった。

香港に拠点を置く会社はスウィズ・ビーツをCEOにしている。

閉鎖前サイトは、大がかりな著作権侵害を助長しているという言いがかりは「恐ろしく誇張されている」という声明を出していた。

「メガのインターネット上にある大部分が合法であり、私たちは正当に仕事を続けていきます。もしコンテンツ業界が私たちの人気を利用したいなら、喜んで話し合いに入ります。私たちには素晴らしいアイデアもあるので、どうぞ連絡をください」。

昨年会社の法律関係を手がけていた弁護士は1/19の時点でノーコメントだった。

メガアップロードは、Eメールでは送れないような大きなファイルをユーザーがアップロードしたりやりとりしたりできる「サイバーロッカー」と考えられている。そうしたサイトは完全に合法のユーザを抱えることができる。しかし、著作権侵害行為への断固たる取り締まりを求めているアメリカ映画協会は、メガアップロードでシェアされているコンテンツのほとんどが著作権法違反の対象だとしている。

このウェブサイトは映画、テレビ番組、ゲーム、音楽などのコンテンツがただでダウンロードできるが、より速いダウンロードや特別なコンテンツを求める人々に請求する料金で稼いでいる。広告収入もある。

◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
この記事をポスト

この記事の関連情報