DECO*27、最新シングル「エゴママ/恋距離遠愛」を語る
ニコニコ動画で100万再生を越える作品を連発しデビュー、間もなく柴咲コウ、KOTOKOへの楽曲提供を経て、柴咲コウとTeddyloidによるエレクトロ・ユニットgalaxias!の始動と縦横無尽の活動を続けるDECO*27が、自己の作品として最新シングル「エゴママ / 恋距離遠愛」をリリースした。
◆「エゴママ / 恋距離遠愛」PV映像
両A面シングルである今作は、近年のロック路線を推し進めた楽曲「エゴママ」と、繊細で叙情的な「恋距離遠愛」というDECO*27の両側面楽しめる作品となっている。
「自分の中には大きく2つのパターン、「モザイクロール」「愛迷エレジー」のようなぶっ飛ばした感じのロックなテイストと、素直に綴った曲があって、今回のシングルではそれをひとつのCDで楽しめるようにしたんです。ちなみに「ライトラグ」は風景や情景を歌詞に入れたそのどちらにも当てはめれない曲でしたね」
「エゴママ」はポスト・パンクを想起させるようなファンキーでパンキーなギターカッティングとmarinaの歌う伸びやかなサビが印象的な楽曲で、柴咲コウへ提供した「無形スピリット」の進化型とも言える楽曲だ。
DECO*27:「Aメロのギターの感じと、シンセベースの絡みが最初に浮かんだんです。それで、Aメロがトリッキーならサビでは思い切りメロディが立つような展開にしました。元々はアルバム用に幾つか曲を作っていて、僕の曲を聴いてくれる人は激しいロックが好きだし、何より自分自身がやりたかった曲だったのでこの曲をシングルにしました。一回聴いたら覚えられるリフがなかなか見つからなくてそこは苦労しましたね。「無形スピリット」以前はコード押しの曲が多くて、跳ねるノリを使ってこなかったけど、「無形スピリット」以降、ドラムは4つ打ちだけど、シンセとギターが好き勝手やってるような楽曲をまとめる力が身についたんだと思います」
エゴとワガママをかけ合わせたDECO*27らしいタイトルで歌われているのは、自己愛と利他愛の衝突。イチャハグなど、独自のキーワードを使いこなしながら、愛の深淵に鋭く問いかけるDECO*27節にますます磨きがかかっている。
DECO*27:「自己愛と利他愛がぶつかる中でどちらを選ぶのか、みんなに聞いてみたいと思ったのが最初ですね。自分でも答えが出なくてこの曲を書いたのかも。こだわりの言葉は「イチャハグ」ですかね。そういう新しい言葉と、「宣う(のたまう)」みたいな古典っぽい言い回しのコントラストを最近は意識して盛り込むことが多いですね」
一方の「恋距離遠愛」はストリングス・アレンジが施され、切なくも華やかな曲へと生まれ変わった。男性目線と女性目線が交錯する歌詞はとぴの歌声に乗って甘酸っぱい気持ちを情感たっぷりに聴き手に届けていく。
DECO*27:「3年前に発表した気持ちをそのままにイメージを壊さずにどうやって上手く生まれ変わらせるかってことがテーマでしたね。とぴは一番最初に彼女の歌声を聴いた頃と変わらない純粋さで歌ってくれたことがとても素敵だと思いました。一番が男で二番が女目線で、僕はどっちかというと女々しくて、女の子っぽいような考え方をしているのかも(笑)」
そして3曲目に収録されている単音系のギターリフが小刻みなリズムを作る「ダミーダミー」は、アタック&ゴーのダイナミズムが豪快な楽曲。DECO*27のトラックメイクの上達とmarinaの成長を味わえる曲と言えそうだ。
DECO*27:「「ダミーダミー」は、今、改めて思うとプロトタイプの「エゴママ」って感じですね。marinaは元々素晴らしいヴォーカリストだったんですけど、「ダミーダミー」でふと力を抜いて歌っている感じがすごくいい。Aメロで繊細な歌い方をしつつ、サビではパワフルにという緩急がすごい上手くなったなと思いますね」
同じくgalaxias!のメンバーで盟友のTeddyLoidによるトランシーな「ライトラグ」のリミックスが収録されるなど盛りだくさんの1枚だが、DECO*27が主体となって活動する映像制作集団の「Project NINA」によって制作されたPVも特濃の内容に仕上がっている。
DECO*27:「歌詞をそのままPVにするのではなくて、自己愛と利他愛をゲームになぞらえて抽象的に描くことをイメージしました。坂本ヒメミさんの背景とCGモデリングを担当したTa-kさんの個性がPVにも反映されていい形になったと思います。トランプで「アイラブカード」と「ユーラブカード」を作って、それが混ざって愛が繋がるってシーンがあるんですけど、そこがかなり気に入ってますね」
そんなDECO*27は今、来たるべきサード・アルバムを製作中だ。「ライトラグ」や「エゴママ」が並ぶことによって男女の1年のストーリーが紡がれることになるコンセプトだと語る。1年を通じて紡がれる瑞々しい愛の世界…DECO*27の新たなフェーズは今、着々と進行しているようだ。
DECO*27:「アルバムのテーマが一組の男女の恋愛を1年を通して描いた物語になってるんですよ。「ライトラグ」はすれ違いながらもラブラブ。「恋距離遠愛」は冬の歌なんですけど、その時期に2人が直面する試練ということを想像しながら制作しています。今も自分でストーリーを考えながら泣きそうになっちゃうんですけど、アルバムはとてもいいものになりそうですね。僕の頭にあるアルバムの中の「ライトラグ」はため息の出そうな感じに仕上がってる。今すぐにでも僕の頭の中で鳴ってる音を聴いて欲しいです」
「エゴママ /恋距離遠愛(れんきょりえんあい)」
2011年12月7日発売
XECJ-9014 ¥1,500(税込)
※初回生産限定盤には、DECO*27が主体となって活動する映像制作集団「Project NINA」が制作した表題曲のミュージック・ビデオ2本収録のDVDと、オリジナル・スリーブケース、「エゴママ」特製トランプカード(台紙付き)封入
◆U/M/A/Aサイト
◆「エゴママ / 恋距離遠愛」PV映像
両A面シングルである今作は、近年のロック路線を推し進めた楽曲「エゴママ」と、繊細で叙情的な「恋距離遠愛」というDECO*27の両側面楽しめる作品となっている。
「自分の中には大きく2つのパターン、「モザイクロール」「愛迷エレジー」のようなぶっ飛ばした感じのロックなテイストと、素直に綴った曲があって、今回のシングルではそれをひとつのCDで楽しめるようにしたんです。ちなみに「ライトラグ」は風景や情景を歌詞に入れたそのどちらにも当てはめれない曲でしたね」
「エゴママ」はポスト・パンクを想起させるようなファンキーでパンキーなギターカッティングとmarinaの歌う伸びやかなサビが印象的な楽曲で、柴咲コウへ提供した「無形スピリット」の進化型とも言える楽曲だ。
DECO*27:「Aメロのギターの感じと、シンセベースの絡みが最初に浮かんだんです。それで、Aメロがトリッキーならサビでは思い切りメロディが立つような展開にしました。元々はアルバム用に幾つか曲を作っていて、僕の曲を聴いてくれる人は激しいロックが好きだし、何より自分自身がやりたかった曲だったのでこの曲をシングルにしました。一回聴いたら覚えられるリフがなかなか見つからなくてそこは苦労しましたね。「無形スピリット」以前はコード押しの曲が多くて、跳ねるノリを使ってこなかったけど、「無形スピリット」以降、ドラムは4つ打ちだけど、シンセとギターが好き勝手やってるような楽曲をまとめる力が身についたんだと思います」
エゴとワガママをかけ合わせたDECO*27らしいタイトルで歌われているのは、自己愛と利他愛の衝突。イチャハグなど、独自のキーワードを使いこなしながら、愛の深淵に鋭く問いかけるDECO*27節にますます磨きがかかっている。
DECO*27:「自己愛と利他愛がぶつかる中でどちらを選ぶのか、みんなに聞いてみたいと思ったのが最初ですね。自分でも答えが出なくてこの曲を書いたのかも。こだわりの言葉は「イチャハグ」ですかね。そういう新しい言葉と、「宣う(のたまう)」みたいな古典っぽい言い回しのコントラストを最近は意識して盛り込むことが多いですね」
一方の「恋距離遠愛」はストリングス・アレンジが施され、切なくも華やかな曲へと生まれ変わった。男性目線と女性目線が交錯する歌詞はとぴの歌声に乗って甘酸っぱい気持ちを情感たっぷりに聴き手に届けていく。
DECO*27:「3年前に発表した気持ちをそのままにイメージを壊さずにどうやって上手く生まれ変わらせるかってことがテーマでしたね。とぴは一番最初に彼女の歌声を聴いた頃と変わらない純粋さで歌ってくれたことがとても素敵だと思いました。一番が男で二番が女目線で、僕はどっちかというと女々しくて、女の子っぽいような考え方をしているのかも(笑)」
そして3曲目に収録されている単音系のギターリフが小刻みなリズムを作る「ダミーダミー」は、アタック&ゴーのダイナミズムが豪快な楽曲。DECO*27のトラックメイクの上達とmarinaの成長を味わえる曲と言えそうだ。
DECO*27:「「ダミーダミー」は、今、改めて思うとプロトタイプの「エゴママ」って感じですね。marinaは元々素晴らしいヴォーカリストだったんですけど、「ダミーダミー」でふと力を抜いて歌っている感じがすごくいい。Aメロで繊細な歌い方をしつつ、サビではパワフルにという緩急がすごい上手くなったなと思いますね」
同じくgalaxias!のメンバーで盟友のTeddyLoidによるトランシーな「ライトラグ」のリミックスが収録されるなど盛りだくさんの1枚だが、DECO*27が主体となって活動する映像制作集団の「Project NINA」によって制作されたPVも特濃の内容に仕上がっている。
DECO*27:「歌詞をそのままPVにするのではなくて、自己愛と利他愛をゲームになぞらえて抽象的に描くことをイメージしました。坂本ヒメミさんの背景とCGモデリングを担当したTa-kさんの個性がPVにも反映されていい形になったと思います。トランプで「アイラブカード」と「ユーラブカード」を作って、それが混ざって愛が繋がるってシーンがあるんですけど、そこがかなり気に入ってますね」
そんなDECO*27は今、来たるべきサード・アルバムを製作中だ。「ライトラグ」や「エゴママ」が並ぶことによって男女の1年のストーリーが紡がれることになるコンセプトだと語る。1年を通じて紡がれる瑞々しい愛の世界…DECO*27の新たなフェーズは今、着々と進行しているようだ。
DECO*27:「アルバムのテーマが一組の男女の恋愛を1年を通して描いた物語になってるんですよ。「ライトラグ」はすれ違いながらもラブラブ。「恋距離遠愛」は冬の歌なんですけど、その時期に2人が直面する試練ということを想像しながら制作しています。今も自分でストーリーを考えながら泣きそうになっちゃうんですけど、アルバムはとてもいいものになりそうですね。僕の頭にあるアルバムの中の「ライトラグ」はため息の出そうな感じに仕上がってる。今すぐにでも僕の頭の中で鳴ってる音を聴いて欲しいです」
「エゴママ /恋距離遠愛(れんきょりえんあい)」
2011年12月7日発売
XECJ-9014 ¥1,500(税込)
※初回生産限定盤には、DECO*27が主体となって活動する映像制作集団「Project NINA」が制作した表題曲のミュージック・ビデオ2本収録のDVDと、オリジナル・スリーブケース、「エゴママ」特製トランプカード(台紙付き)封入
◆U/M/A/Aサイト
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