ブライアン・フェリー、全米ツアー、ロキシー、ファンションについて語る
長い休業期間の後、ブライアン・フェリーは最新アルバム『オリンピア』をサポートするためのツアーを終えたところだ。このアルバムにはナイル・ロジャース、シザー・シスターズ、グルーヴァー・アルマダなどの多くのゲストがフィーチャーされており、長年のファンであるケイト・モスの写真がジャケットに使われている。66歳のシンガーが彼のキャリアやロキシー・ミュージックやファッションのことなどについて質問に答えた。
久しぶりの全米ツアーについて。「ほんとに素晴らしい観客で、素晴らしいリアクションだった。ほんとに嬉しいよ。アメリカの観客はすごく音楽に入れ込んでいて、ソロの作品やショーのニュアンスも楽しんでくれている。3月に戻ってきて今回やれなかったところでやろうと思っているんだ」
最新アルバムのツアーでありながらロキシー・ミュージックを聞きたがっているファンが多いことについて。「かまわないよ。ライターとしての僕のメインの仕事はロキシーの作品なんだね。僕の赤ちゃんみたいなものなんだから。72年、73年の最初の2枚のアルバムと、全ロキシーのキャリアの歌をやるんだ。こんなに選択肢が多いなんて不思議だよ。ショーでやる曲を選ぶのがむずかしいんだ。みんなが知ってるヒットと僕たちのプレイしたい歌との間でバランスをとらなきゃいけないからね」
カバーをすることで有名だが、レディ・ガガの歌をやるつもりは?「ないよ。彼女は好きだし、すごくいいと思うけど。過去にもやっているディランの歌を2~3カバーしているよ。彼の歌ばかりのアルバムを作ったこともあるんだからね」
ファッションについて。「僕はレコードを買うお金を稼ぐためにテイラー・ショップで働いていたんだ。そこで服に興味を持ったんだろうな。それに、チャーリー・パーカーとかリードベリーとか、僕の音楽的アイドルはみんなオシャレだったからね。ステージに上がるというのは真剣なことで、観客を特別な気分にさせなきゃいけないんだよ」
66歳の彼、引退を考えたことは?「みんな『飽きないの?』って聞くけど、『全然』って答えてるよ。音楽作りが大好きなんだ。しばらくの間アメリカをツアーするのをさぼっていたけど、理由はすごく高くつくからさ。僕はスタジアムでプレイするわけじゃないから、30人もの人々とツアーに出ると収支を合わせるのが大変なんだ。シアターでアリーナ・ショーみたいなことをやってるからすごくお金がかかるけど、そういうのが大好きなんだ。トリオでもツアーには出られるけど、そんなの特にやりたくないしね」
◆ニュース提供:ビルボード
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