マイケル・ジャクソン公判19日目、弁護団「マイケルが鎮痛剤の中毒であった」と主張

ポスト
27日(木)の公判でコンラッド・マーレー被告の弁護団は、マイケル・ジャクソンが「恐らく」彼の皮膚科医から処方されていた鎮痛剤デメロール中毒だったと主張した。

薬物中毒を専門とするロバート・ウォルドマン医師は、ビバリーヒルズを拠点とする皮膚科専門医アーノルド・クライン医師の記録によると、マイケルがボトックス治療のために同医師の診療所を訪れた際に何度も投与されたデメロールへの依存がみられるとした。「私はマイケルがデメロールに依存していた証拠があると考えます」と証言したウォルドマン医師に対し、弁護団が「中毒と言えますか?」と質問すると「かもしれませんね…マイケルの公衆での振舞いから見ると、(鎮痛効果のある)恐らくオピオイドの中毒であったと思われます」と答えた。

クライン医師の医療記録によると、マイケルは90分に渡る施術中375ミリグラムのデメロールを投与されたこともあったというが、これに対してウォルドマン医師は通常量が50ミリグラムであり、それ以上の量を投与されたマイケルは「眠気で昏睡状態にあり、無気力で無反応だった可能性がある」という。

またウォルドマン医師は自身が皮膚科専門ではないことを認めた上で、マイケルがクライン医師から受けていたボトックスやシワ取り治療に用いられるレスチレン施術時には、デメロールほど強力な鎮痛剤は必要ではなかったと発言した。

これを受け、マーレー被告の弁護団は、マイケルは死亡する数ヶ月前からこのデメロールに依存し始め、その禁断症状により慢性的な不眠症に悩まされるようになったとしており、死亡同夜も睡眠を求めたマイケル本人が致死量のプロポフォールを投与するに至ったと主張した。

BANG Japan

◆BARKS洋楽チャンネル
この記事をポスト

この記事の関連情報