緊張のサブメンバーと意識変化の初期メンバー、スマイレージ「タチアガール」ミュージックビデオ撮影

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初期メンバーに続いて、いよいよソロカット撮影はサブメンバーに。スマイレージとしての初のミュージックビデオ撮影。5人は、ひとりずつカメラの前に立って、今できるパフォーマンスのすべてを一生懸命にぶつける。ハロプロエッグ出身のふたり(竹内朱莉、勝田里奈)はともかく、スマイレージオーディションから選ばれた3人は、始まったばかりのアイドルとしての活動で、笑顔にぎこちなさも見られるが、それは今、このタイミングだからこその姿。「タチアガール」のミュージックビデオには、そんな日本のトップアイドルグループに加入した新人アイドルたちの初々しい姿が収録された。

「ミュージックビデオの撮影は初めてで、今、リップシーンが終わったんですけど、実際その場所に立ってみると、こんなふうに撮るんだぁっていう発見がありました。次はダンスシーンなんですけど、何回ぐらい踊るんだろうって。いっぱい踊ると思うんですけど、がんばります。」── 勝田里奈

ソロカットが終わると、今度は全員でのダンスシーンに。惑星を表現した岩だらけの地面に、合成用のブルーバックがセットとして用意される。ちなみにこの日、外の気温は30度を突破。スタジオ内は空調が効いているとはいえ、撮影用の照明が煌々と照らされ、特にセットが設置された舞台の上はかなり暑い。そんな中で、スマイレージはフォーメーションばっちりのダンスを何度も何度もパフォーマンスする。通常のステージとは違い、ミュージックビデオ撮影では「スマイレージの魅力を、いかに映像に落とし込めるか」が追求されるため、撮影途中で立ち位置や目線の位置などが細かく変化していく。メンバーには、これらスタッフサイドからの細かい指示に対応する柔軟性と正確さ、想像力が必要とされるのだ。

「今は土しかないんですけど、完成したらUFOとか出てきて不思議な惑星になるって聞きました。まだイメージ湧いてないんですけど、できあがりが楽しみです。ホント、今は土しかないですけどね(笑)」── 竹内朱莉

実際の撮影は、というと、福田花音があまりの熱気にのぼせてしまうハプニングも発生したが、8人はワンシーンずつ丁寧なパフォーマンスでこなしていく。振りで曖昧なところがあった場合は、初期メンバーを中心に確認。サブメンバーも初期メンバーの3人についていこうと必死にがんばる。ただ舞台から降りると、それぞれスタジオ内の涼しい場所に集まって水分補給を行ないつつ、仲良く抱き合ったり、おしゃべりしたりと、和気あいあいと過ごしていた。

「以前、ミュージカルで一緒だった田村芽実ちゃんとエッグの娘ふたりは知っていたし、本当の初対面のふたりとも仲良くなれたし。みんなすごい元気で、話にきてくれたり、変顔したら笑ってくれたり。可愛い妹みたいです。」── 福田花音

「(初期メンバーの3人とは)振りが違うんですけど、『わかるところは教えてあげるよ』って言ってくれます。和田さんは面白くて、可愛くて、頼れるリーダーです。」── 中西香菜

今回、とりわけ印象的だったのが、サブメンバーだけでのダンスパフォーマンスのシーン。おそろいのピンクの衣装(初期メンバーの赤の衣装よりも若干スカートの丈が長いのは、彼女たちがサブメンバーだから)で5人が曲に合わせてダンスすると、その姿は、まさにミニ・スマイレージ。初期メンバーのスマイレージとはまた違う、新しいグループのような魅力を放っていた。

最後に、スマイレージのこれからについて、リーダー・和田彩花の決意を紹介しておこう。

「まだ(サブメンバーは)正式なメンバーになれるかわからないので、絶対に全員でスマイレージの正式メンバーになって、4人の時に達成出来なかった『NHK 紅白歌合戦』やドームツアーをみんなで達成できるようにがんばります。人数増えたからには、今まで以上に多くの人に応援してもらわないといけないから、ひとりでも多くの人に応援してもらえるようなグループにしてきたいです。」── 和田彩花

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サブメンバーの正式メンバーへの昇格の可否は、10月16日に横浜BLITZで行なわれる「タチアガール」リリースイベントにて発表される予定だ。


Photo and text by ytsuji a.k.a. 編集部(つ)
◆スマイレージ オフィシャルサイト
◆スマイレージからのコメント動画
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