ベルギーのフェスティバルで3人死亡、70人負傷

ポスト

8/18、風とひょうがベルギーのハッセルトで開催されたプッケルポップ・フェスティバルを襲い、少なくとも3人が亡くなり、多数の負傷者が出たという。嵐が襲ったときの地元のニュース・ビデオでは、ステージの機材が強風に揺れ、フェスティバルの観客が避難しようと走る姿が捉えられている。映像では巨大なサウンドとオーディオの塔がひっくり返ったように見える。

◆プッケルポップ・フェスティバル画像

APによると、ハッセルトの緊急対策本部は、3人が死亡し、70人以上が怪我をしたと語ったとのこと。新聞報道によると、正式な死者数は2名だという。

それによると、一人はフェスティバル会場で、もう一人はキャンプ場で亡くなったという。大きなテントが倒れ、他の屋根が吹っ飛び、「暴風雨の中で大きなスクリーンが落ち、何本かの木が根こそぎにされた」ようだ。また、木がステージや屋台に倒れたものの、地面が泥だらけのためクレーンがテントに向かうこともできなかった、という報道もある。

嵐の危険な状態はわずか10分しか続かなかった。ユーチューブにアップロードされた映像では、ものすごい雹が降り始めるまで観客が音楽に合わせて踊っているのが確認できる。

フェスティバルのオーガナイザーは「状況が完璧に理解できる今ではフェスティバルを中止する」と述べている。フェスティバルのウェブサイトに発表されたメッセージは「今夜、私たちは会場をきれいに、安全にしますので、明日の午後11時からまた再開できるでしょう。プッケルポップ2011の新たなスタートです」。ハッセルトはブリュッセルから東に50マイルのところにある。

シカゴのインディ・バンド、SMITH WESTERNSは嵐が襲ったときサイド・ステージのひとつに出演していた。

「最初の歌を終えたとき、ステージのテントが揺れ始め、嵐が通り過ぎているんだと思った」とフロントマンのCULLEN OMORIは声明の中で述べている。「CHEAP TRICKの話をしてから次の曲をプレイしようとしたら、マネージャーが急いでステージを下りるように僕に叫んだのさ。そのとき、木がギタリストから30センチのところに倒れてきた。混乱の中で何が起こったのか正確にはわからないよ。レスキュー隊がやって来て初めて、けが人や死者が出たことがわかったんだ」

JARED LETOのバンド、30 SECONDS TO MARSも現地から嵐が起こったことをツイートしている。

◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
この記事をポスト

この記事の関連情報