ヤマハから2011年春の新製品多数登場、ギター、ベース、ドラム、シンセサイザーをお披露目
ヤマハは4月26日に新製品発表会を開催、エレクトリックアコースティックギター「APX/CPXシリーズ」、ドラムシステム「CLUB CUSTOM」、エレクトロニックドラム「DTX750K/700K」などの新製品を披露した。
今回の発表会では、4月6日よりドイツ・フランクフルトで行われたMusikmesseで発表されたものを中心に、すでにプレスリリースが出された製品についても実演を交えて紹介された。中でも製品数の多いギターをまず紹介、多くの時間が割かれた。
エレクトリックアコースティックギターの4月12日発表の「APX/CPXシリーズ」は8モデルが登場。5年ぶりのモデルチェンジで、全モデルのプリアンプが一新されている。両シリーズの大きな違いは、APXは薄胴のシングルカッタウェイボディ、CPXは箱鳴りの豊かな深胴ボディ。ステージに登場した田中彬博(たなか・あきひろ)氏がいくつかのモデルで実演を披露した。
APX500IIについては新開発のピックアップにより「1~6弦の分離がよい」点、CPX700IIは表板の振動をそのまま伝えるA.R.T.ピックアップによりボディの鳴りもとれる点が高評価。APX1000は、新開発のS.R.T.システムにより、スタジオでコンデンサーマイクで収録したような空気感が再現でき、CDで聴けるような音がそのまま出せるとコメントした。
▲APX/CPXのデモ演奏を披露したのは、フィンガーピッキングギターコンテスト世界大会で優勝した田中彬博氏。発表会のステージと会場にはCPX/APXの新モデルがずらりと並んだ。
◆ピックアップシステムとデザインをグレードアップしたヤマハ エレクトリックアコースティックギター「APX/CPXシリーズ」
このほか、アコースティックギターでは、持ち運びも容易なミニフォークギターの「JR2」(18,900円、6月1日発売)、入門者にも最適なフラメンコギターの「CG182SF」(52,500円、5月1日発売)が登場。エレキ関連では、2ハムバッキングでトレモロレスの入門層向けのエレキギター「PACIFICA120H」(38,850円、5月1日発売)、エレキベースではBBシリーズのエントリーモデル「BB424X」(68,250円、5月1日発売)「BB425X」(75,600円、5月1日発売)、ビリー・シーンのシグネチャーモデル「ATTITUDE LTD3」(367,500円、5月1日発売)が登場している。
▲専用ギグバッグも付属するミニフォークギター「JR2」。ナチュラルとタバコブラウンサンバーストの2色をラインナップ、非常に軽いのも特徴だ。「CG182SF」(写真右)は音の立ち上がりと減衰が速く、歯切れのよい明るいサウンドが特徴。
▲エレキギター「PACIFICA120H」は写真のビンテージホワイト、タバコブラウンサンバーストのほか、イエローナチュラルサテン、ブラックをラインナップ。写真右のベースは、左から「ATTITUDE LTD3」、「BB425X」、「BB424X」。BB新モデルはロックベーシストに人気のピックガード付きモデルだ。
ドラム製品については、素材にカポールを採用したアコースティックドラムシステム「CLUB CUSTOM」、エレクトロニックドラムの「DTX750K」「DTX700K」が投入されている。詳細については、別記事を参照してほしい。
▲渦をまいたようなスワール3色を含む塗装が個性的な5カラーをラインナップするCLUB CUSTOM。演奏を披露したのはZAK BOND氏。
▲DTX750K(写真左)とDTX700K(写真右)は全パッドに静粛性の高いDTX-PADを採用。上位モデルよりパッドの口径はコンパクトながらダイナミクスの再現性にも優れる。
◆ハイエンドモデルと同じ暖かい音色を生み出す木材カポールを使用したヤマハシステムドラム「CLUB CUSTOM」シリーズ
◆すべてのタムとスネアに「DTX-PAD」を採用し、表現力や演奏性を強化したヤマハのエレドラ「DTX750K」「DTX700K」
シンセサイザー関連ではMOTIFファミリーのミドルレンジに当たる「MOX6」「MOX8」が登場。先日の発表会と同様Gakushi氏が登場し、上位モデルゆずりの高品質なサウンドと、レイヤーやスプリットの設定のしやすさ、QYゆずりのシーケンサーなど操作性の高さをアピールした。
▲パソコンとUSB接続でMIDI/オーディオインターフェイスとしても使えるMOX6(61鍵セミウェイテッド鍵盤)/MOX8(88鍵GHS鍵盤)。Def Techなど多数のアーティストのサポートを務めるGakushi氏がMOX6/MOX8の魅力を実演。
◆ヤマハから「MOTIF XS」のサウンドを継承しつつ軽量化したMIDI/オーディオインターフェイス内蔵のシンセ「MOX6」「MOX8」
PA関連製品の新製品としては、昨今欧米を中心にアクティブスピーカーよりも引き合いが多いというパワードスピーカーのカテゴリに「DSRシリーズ」が登場している。FIRフィルター実装の高性能48ビットDSPとAD/DAコンバーターを搭載したモデルで、同社のフラッグシップモデルの技術が投入されている。2WAYの「DSR112」、「DSR115」、「DSR215」はいずれも総出力1300W、バスレフ型サブウーファーの「DSR118W」は800Wとなっている。発表会のステージもこの「DSRシリーズ」でドライブ。最後のステージでも田中氏、ZAK氏、Gakusi氏の3人による演奏を迫力あるサウンドで聞かせてくれた。
▲12インチ、15インチ、15インチ×2に加え18インチコーンのウーファーをラインナップするDSRシリーズ。発表会の最後には3名による熱のこもった演奏が披露された。
◆DSRシリーズ 製品詳細ページ
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
今回の発表会では、4月6日よりドイツ・フランクフルトで行われたMusikmesseで発表されたものを中心に、すでにプレスリリースが出された製品についても実演を交えて紹介された。中でも製品数の多いギターをまず紹介、多くの時間が割かれた。
エレクトリックアコースティックギターの4月12日発表の「APX/CPXシリーズ」は8モデルが登場。5年ぶりのモデルチェンジで、全モデルのプリアンプが一新されている。両シリーズの大きな違いは、APXは薄胴のシングルカッタウェイボディ、CPXは箱鳴りの豊かな深胴ボディ。ステージに登場した田中彬博(たなか・あきひろ)氏がいくつかのモデルで実演を披露した。
APX500IIについては新開発のピックアップにより「1~6弦の分離がよい」点、CPX700IIは表板の振動をそのまま伝えるA.R.T.ピックアップによりボディの鳴りもとれる点が高評価。APX1000は、新開発のS.R.T.システムにより、スタジオでコンデンサーマイクで収録したような空気感が再現でき、CDで聴けるような音がそのまま出せるとコメントした。
▲APX/CPXのデモ演奏を披露したのは、フィンガーピッキングギターコンテスト世界大会で優勝した田中彬博氏。発表会のステージと会場にはCPX/APXの新モデルがずらりと並んだ。
◆ピックアップシステムとデザインをグレードアップしたヤマハ エレクトリックアコースティックギター「APX/CPXシリーズ」
このほか、アコースティックギターでは、持ち運びも容易なミニフォークギターの「JR2」(18,900円、6月1日発売)、入門者にも最適なフラメンコギターの「CG182SF」(52,500円、5月1日発売)が登場。エレキ関連では、2ハムバッキングでトレモロレスの入門層向けのエレキギター「PACIFICA120H」(38,850円、5月1日発売)、エレキベースではBBシリーズのエントリーモデル「BB424X」(68,250円、5月1日発売)「BB425X」(75,600円、5月1日発売)、ビリー・シーンのシグネチャーモデル「ATTITUDE LTD3」(367,500円、5月1日発売)が登場している。
▲専用ギグバッグも付属するミニフォークギター「JR2」。ナチュラルとタバコブラウンサンバーストの2色をラインナップ、非常に軽いのも特徴だ。「CG182SF」(写真右)は音の立ち上がりと減衰が速く、歯切れのよい明るいサウンドが特徴。
▲エレキギター「PACIFICA120H」は写真のビンテージホワイト、タバコブラウンサンバーストのほか、イエローナチュラルサテン、ブラックをラインナップ。写真右のベースは、左から「ATTITUDE LTD3」、「BB425X」、「BB424X」。BB新モデルはロックベーシストに人気のピックガード付きモデルだ。
ドラム製品については、素材にカポールを採用したアコースティックドラムシステム「CLUB CUSTOM」、エレクトロニックドラムの「DTX750K」「DTX700K」が投入されている。詳細については、別記事を参照してほしい。
▲渦をまいたようなスワール3色を含む塗装が個性的な5カラーをラインナップするCLUB CUSTOM。演奏を披露したのはZAK BOND氏。
▲DTX750K(写真左)とDTX700K(写真右)は全パッドに静粛性の高いDTX-PADを採用。上位モデルよりパッドの口径はコンパクトながらダイナミクスの再現性にも優れる。
◆ハイエンドモデルと同じ暖かい音色を生み出す木材カポールを使用したヤマハシステムドラム「CLUB CUSTOM」シリーズ
◆すべてのタムとスネアに「DTX-PAD」を採用し、表現力や演奏性を強化したヤマハのエレドラ「DTX750K」「DTX700K」
シンセサイザー関連ではMOTIFファミリーのミドルレンジに当たる「MOX6」「MOX8」が登場。先日の発表会と同様Gakushi氏が登場し、上位モデルゆずりの高品質なサウンドと、レイヤーやスプリットの設定のしやすさ、QYゆずりのシーケンサーなど操作性の高さをアピールした。
▲パソコンとUSB接続でMIDI/オーディオインターフェイスとしても使えるMOX6(61鍵セミウェイテッド鍵盤)/MOX8(88鍵GHS鍵盤)。Def Techなど多数のアーティストのサポートを務めるGakushi氏がMOX6/MOX8の魅力を実演。
◆ヤマハから「MOTIF XS」のサウンドを継承しつつ軽量化したMIDI/オーディオインターフェイス内蔵のシンセ「MOX6」「MOX8」
PA関連製品の新製品としては、昨今欧米を中心にアクティブスピーカーよりも引き合いが多いというパワードスピーカーのカテゴリに「DSRシリーズ」が登場している。FIRフィルター実装の高性能48ビットDSPとAD/DAコンバーターを搭載したモデルで、同社のフラッグシップモデルの技術が投入されている。2WAYの「DSR112」、「DSR115」、「DSR215」はいずれも総出力1300W、バスレフ型サブウーファーの「DSR118W」は800Wとなっている。発表会のステージもこの「DSRシリーズ」でドライブ。最後のステージでも田中氏、ZAK氏、Gakusi氏の3人による演奏を迫力あるサウンドで聞かせてくれた。
▲12インチ、15インチ、15インチ×2に加え18インチコーンのウーファーをラインナップするDSRシリーズ。発表会の最後には3名による熱のこもった演奏が披露された。
◆DSRシリーズ 製品詳細ページ
◆ヤマハ
◆BARKS 楽器チャンネル
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