秋の夜長は心をなめらか(smooth)に輝かせるケイコ・リーの歌

ポスト
心をなめらか(smooth)に輝かせる歌10曲をケイコ・リーがバラードを中心にセレクト、そのワン&オンリーの歌声で響かせるアルバム『smooth』が10月13日にリリースされる。ジャズ・フュージョン界の重鎮、ジョージ・デュークを2曲ゲストに迎え、活動をともにする野力奏一・岡沢章・渡嘉敷祐一とのスタジオ・レコーディング。今考えられる、最も上質な音楽の時間が流れはじめる。

ケイコ・リーは2010年でデビュー15周年。2001年、クイーンの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」を繊細なバラードにしたカバーは車のCMに起用され、その曲を収めたアルバムは20万枚以上のセールス。その後もケミストリーの堂珍嘉邦とのデュエットが話題になる。この15年は、挑戦を恐れず、しかもセルフ・マネジメントで走り続けたジャズ歌手だ。

リリースされるアルバム『smooth』は、ケイコ・リーでしか聴けない楽曲アプローチが特徴。「心がトゲトゲしている時代に、このCDを聴いて、心がなめらかになってもらえたらいいし、そういうアルバムでありたい。そういう瞬間の手助けになるアルバムになったらうれしい」というアーティスト本人の発想のもと、バラード中心の楽曲で、洋楽のヒット曲、スタンダードのカヴァーを中心に構成。「アクロス・ザ・ユニバース」とノラ・ジョーンズの「DON'T KNOW WHY」はピアノ弾き語りのみで歌い、彼女の声の魅力が明確に伝わってくる。2009年逝去した、マイケル・ジャクソンの楽曲では「レディ・イン・マイ・ライフ」を選曲している。

また、ジョージ・デュークをゲストに迎えているのもトピック。J.デュークは、キャノンボール・アダレイ、クインシー・ジョーンズ、フランク・ザッパ、スタンリー・クラークなど、様々なジャンルの偉人と競演を果たす天才キーボーディストで、ケイコをはじめ他メンバーも皆好きなプレイヤーであるという話になり、たまたま日本公演中の本人に直談判に言ったとか。

心を静かに落ち着かせる楽曲が揃ったアルバム『smooth』。疲れている人はぜひ。

『Smooth』
10月13日発売
\3,045(tax in) SICP-101
11.THE NEARNESS OF YOU
2.FOR THE LOVE OF YOU
3.GOOD MORNING HEARTACHE
4.A HOUSE IS NOT A HOME
5.IT'S HAPPENIN'
6.DON’T KNOW WHY
7.HELLO LIKE BEFORE
8.THE LADY IN MY LIFE
9.WEAKNESS
10.ACROSS THE UNIVERSE

<LIVE>
2010年10月13日 東京 六本木アルフィー
2010年10月17日 佐世保ジャズフェスティバル
2010年10月31日 東京六本木アルフィー
2010年11月3日  愛知芸術劇場「LOVELY40周年記念コンサート」
2010年11月11日・12日 BLUE NOTE名古屋
2010年11月27日 一関ベイシー
2010年12月11日 下関ビリー
2011年1月14日・15日 ビルボード大阪
2011年1月30日・31日 ブルーノート東京

◆ケイコ・リー オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報