ALvino翔太、LEVINを招いて対談初体験

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翔太:今、話を聴いてて思ったんですけど、ドラムの方って、一番後ろにいるから、結構冷静にみんなを見れるんですかね?

LEVIN:そうなんですよ、実は。メチャクチャ冷静なんです。ドラマーっていろんな役割があると思うんですけど、その場の空気を読むっていうのがすごい重要なパートだと思うんです。お客さんの空気とか、メンバーの空気とか、照明さんとかスタッフさんとか、いろんな空気を感じながら演奏してると思うんです。まぁその領域を飛び越えて、自分も陶酔する時がたま~にあるんですけど、それは全員の波長が合ってるというか、みんなが完全に世界に入り込んでる時、その一番最後に“じゃあ俺も行かせていただきます!”みたいな。そういう時はやってて最高ですね。でも今まで何百回とライヴやってきて、そこまで行けるのは数えるほどしかないですけど。

翔太:…LEVINさんって、何年ぐらいドラムをやってるんですか?

LEVIN:20年くらいですね。

翔太:20年かぁ…20年間やってきて、“これは俺にしかできない!”みたいな自分の個性って、ご自分で分かってたりしますか?

LEVIN:いや…“LEVINが叩くとLEVINの音になるね”っていうのはよく言ってもらうんですけど、僕としては“こうやったら全体の音がカッコ良くなるかな”とか“みんなが気持ちよくできるかな”っていう意識でやってるだけなので、自分の個性が何なのかっていうのは自分ではよくわからないですね。ただ、ハイハットの癖とかスネアの音とか、ドラマーによってそれぞれ違うので、何かしらはあると思うんですけど。

翔太:じゃあ、個性みたいなのは意識してというよりも自然に…なんですね? 僕は“この人だからこそ!”みたいなのを自分の中で探してるんで、そこのところがすごい気になるんですよ。
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