ザ・フー、音量下げてツアーを継続

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ピート・タウンゼント(G)が難聴/耳鳴りなどの聴覚障害に悩まされているため、これ以上のツアーは無理じゃないかとも心配されるザ・フーだが、フロントマンのロジャー・ダルトリーはギブアップしたくはないと考えているそうだ。ただし、タウンゼントの状態を考慮し、音量を下げて行なうかもしれないという。

2010年初め、ツアーの継続は難しいかもしれないと話していたばかりのロジャー・ダルトリーだが、『Billboard』誌の最新インタヴューでこれからの予定についてこう語った。「次になにをやろうか考えている。いくつかアイディアがあるんだ。ツアーも考えている。うまくいけば、2011年の春だ…。俺たち、絶対にストップしたくないんだ」

ピート・タウンゼントの耳の問題に触れ「解決できないことはない。モニター・システムを変えるとかステージの音量を変えるとか…。そこんとこが問題なんだ。ピートは、夢中になると音量を昔のレベルに上げがちなんだ。それがトラブルの元だ。ロックンロールの問題のひとつだな。古いアドレナリンが駆け巡っちまうとさ」と話した。

現在のところ、ロジャー・ダルトリーはソロで活動中。6月、ソロのほかエリック・クラプトンのサポートとして全米でパフォーマンスした。ピート・タウンゼントは、2009年に引き続きミュージカル『The Floss』を制作中だといわれている。が、2人がザ・フーの活動を再開するのはそう遠いことではないようだ。オフィシャル・サイトでは、数日もしくは数週間後に何か発表があるはずだと伝えている。

Ako Suzuki, London
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