塚本晋也×大友克洋、2大クリエイター初対談
ナイン・インチ・ネイルズが『鉄男 THE BULLET MAN』に共鳴し、書き下ろし楽曲「THEMEFOR TETSUO THE BULLET MAN」をエンディングテーマとして提供したことは先にお伝えしたとおりだが、今度は大友克洋が同作品に感動、塚本晋也と大友克洋という奇跡の初対談が実現した。
◆参照「ナイン・インチ・ネイルズ、映画『鉄男 THE BULLET MAN』EDテーマを書き下ろし」
これまで面識はあったものの、正式な対面は初めてという塚本晋也(50)と大友克洋(56)。同世代で、しかも映画製作という共通項を持つ為、終始和やかに会話は盛り上がった。
今の映画製作の常識とはかけ離れた独自の手法で作る塚本晋也に、大友克洋は「撮影はシナリオどおりに撮っていく感じですか?」と質問。塚本晋也の「全体の撮影を考えるんじゃなくて、次に撮るシーンのことだけ考えて、それが終わったら次のシーンという感じです。で、真ん中の銃撃シーンで一度息絶えて…(笑)。」との返答に、大友克洋が「サバイバルみたいな撮影なんですね」と驚く一幕も。
また、塚本晋也は「僕は自分の作品を語る時、『AKIRA』のことを勝手にお兄さんって呼んでるんですよ。最初に読んだ時、漫画に初めて衝撃を受けたんですね。」と告白。ファンの間でよく噂される、映画『鉄男』と、漫画『AKIRA』の主要登場人物「鉄雄」の関係性の真相について、初めて2人が言及。2人の会話は映画にとどまらず、漫画/アニメ/SF/サイバーパンクへと多岐に渡り、1980年代からのサブカル/エンタテイメントを総括するかの如く盛り上がった。
この初激突の模様は、5月10日(月)発売の「週刊ヤングマガジン」、5月12日(水)発売の「月刊ヤングマガジン」に、初の2誌連合掲載となる。
映画『鉄男 THE BULLET MAN』は、5月22日(土)渋谷シネマライズ他にて全国ロードショー。
◆鉄男&AKIRA画像
◆映画『鉄男 THE BULLET MAN』予告編映像
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