ALvino、ライヴで見せた2010年への新たな可能性

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ALvinoが、<TOUR2009“Capsule”>のファイナルを、12月6日(日)HEAVEN'S ROCKさいたま新都心VJ-3で無事に終了させた。

このALvino、元La'cryma ChristiのKOJI(G)と元PIERROTの潤(G)を中心に、北海道で活動していた翔太(Vo)により2006年に結成されたバンドだ。結成当初は、過去に所属していたバンド像から大きくかけ離れた温かみを帯びたポップな曲で、ファンをおおいに驚かせ、また困惑させたものだった。しかし、この約4年間の活動を経て、翔太のピュアネスな思いを具現化した歌と、KOJIと潤の歌心あるギター・プレイは、幅広いファン層に支持されている。この12月6日のライブも、フロアを見れば10~30代の男女が入り混じっていた。

ライブは最新ミニ・アルバム『Capsule』に収録の「金木犀」からスタート。翔太が優しさで包み込みながらも、KOJIと潤は互いのスタイルを打ち出したギター・プレイで、メロディをさらに彩っていく。ミニ・アルバムのタイトルは“自分たちのベストを形にしたものをカプセルに入れた”という思いから潤が名付けたものだったが、ライブではカプセルに押し込めるどころかハジけていく。それは躍動的であり、曲が進むにつれ幸せなポジティヴィティで満たしていった。
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