LISA、ラグジュアリー・ディスコ・シリーズ完結編『Disco Volante』リリース大特集

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LISA 4thアルバム『Disco Volante』2009.11.11リリース特集

聴ける踊れる泣ける騒げるこれぞディスコミュージック!

INTERVIEW

――アルバム『Disco Volante』は『ready to disco』『got that fever』とミニアルバムで展開していたLUXURY DISCOシリーズの完結編ということですね。そもそもディスコというテーマをシリーズ化したのは?

LISA: 私は速いテンポのチューンを作ることが多いんですけど、もうちょっとわかりやすく、同じスタイルを集めて“作品を3枚作ってみないか”とスタッフの案もあって。私も自分のディスコ・スピリッツがもうちょっとわかりやすくなるならやってみようかと。それでこういうディスキーなものになったんですよ。

――『Disco Volante』はフルアルバムだけあって、そのディスキーな部分が一番濃いですね。ディスコサウンドって、なぜか色あせないもんだなぁと聴いていて思いました。

LISA: それはメロディにあるのかなぁって思いますね。私は歌モノの多いディスコ世代なんですよね。とてもメロディックなものが多かった。そういうものが私の中に残っているんでしょうね。歌がすごく良かった時代を通ってここに来ているから、私もそこがすごく好きなんです。サウンドはもちろん先端を行ってないとダメだと思うので、同じユーロビートでもエレクトリックなものを足してますけど、歌に関してはその当時のメロディックな部分にステイしている感じです。だから歌回りに関しては苦労することは全然ないんですよ。やっぱり自分がその時代に聴いてた楽曲であったり、メロディであったりっていうのがあるので、そういうものを作りたいって素直に全部出せたから。サウンドではいろいろ冒険してますけどね。

――色々なトラックメーカーとコラボしてますよね。印象深いエピソードはありますか?

LISA: 私の要望はパソコンのメールで伝わっていくので、トラックメーカーに会うときはトラックダウンのときだったりするんですよ。そういうやり方でも印象に残っているのはSugaya Bros.。まず音がとてもかっこ良かった。厳つい感じの人が来るのかなって思ってたら素敵で可愛いんですよ。ほんとに兄弟なんだ!って(笑)。またファンになってしまいました。今回はこの「frozen」を選びましたが、他にもカッコいいトラックがいっぱいあったんで、また一緒にやりたいですね。

――リリックは共感を呼ぶものが多いですね。「traveler」の「宇宙と話す」っていう感覚とか。悩みごとがあるときは、宇宙単位で考えたらちっぽけに思えるじゃないですか。その感じをうまく表わしていますよね。

LISA: イエス! これは宇宙なモードで書いたの(笑)。愛の規模って、すごいワイドで大きいものじゃないですか。これを聴いて、『大丈夫だ!』って思いになってほしいなぁと思って。言葉は大きすぎるけど、降りてきたようなリリックだったので。私が書いているけど、宇宙の意志みたいなものが私を通して言葉になったみたいな。そういうスピリチュアルなリリックなんです。

――大きなことを歌っていますけど、個人個人のハートのことを言ってるように思えます。

LISA: そうです! さっきおっしゃったように、宇宙単位で考えると、自分の悩みが小さく思えるということは忘れがちじゃないですか。だから、これを聴いて思い出してくれたらいいなぁと思って。

――「Alone」のリリックもリアルですね。

LISA: ライヴで歌ったら泣いちゃいそうで(笑)。自分のソウルから出て来るワードに関しては、自分の本当の言葉で届けたいし、あなたもそうよね? って、思いながら作っているの。

――リアルな自分の言葉から逃げないんですね。

LISA: うん。今はそうしたくない。ドリーミーな曲も素敵だと思うけど、今の私にはリアルじゃない。私がそれを歌っちゃってたら“私、嘘臭いな”ってなっちゃうから。

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