ナイン・インチ・ネイルズ「ツアーをやめたのはKISSになりなくなかったから」

ポスト
2009年を最後にツアーを行なわないと宣言したナイン・インチ・ネイルズ(NIN)のトレント・レズナーが、そう決心した理由を明らかにした。KISSのベーシスト、ジーン・シモンズのようにはなりたくないからだという。

冗談か本気か、レズナーは『Rolling Stone』誌にこう話した。「ジーン・シモンズのように、メーキャップしてキッズを喜ばせてる親父になりたくないんだ。仕事に出かける道化師みたいだ。俺の中には、これを止めなきゃ俺もそうなっちまうんじゃないかっていう恐怖心があるんだ」

ツアーを止め、しばらく活動を休止することを発表したNINだが、バンドを解散したわけではないという。「ツアーを行なうライヴ・バンド、いつも飛び回っているライヴ・バンドとしてのNINはやめると伝えたかっただけだ」と話した。レズナーはこの後、何らかの形で音楽活動を続けるものとみられているが、現在抱えているプロジェクトには音楽と関係ないものもたくさんあるそうだ。

NINは水曜日(7月15日)、ロンドンのO2アリーナにてUKツアーを終了。この後、ヨーロッパを回った後、8月に<Summer Sonic 2009>で来日、貴重なパフォーマンスを行なう。

Ako Suzuki, London
この記事をポスト

この記事の関連情報