ゴールデン・シルヴァーズ「総天然色でぜいたくなパフォーマンスに期待してほしい」
2008年、グラストンベリー・フェスティヴァルの新人枠コンテストで優勝、話題となったゴールデン・シルヴァーズのセルフ・タイトル・アルバムがいよいよ今週、日本でもリリースされる。すでに何度か来日を果たしているので、そのライヴを体験したりその動向に注目している音楽ファンも多いことだろう。
アルバムのリリースを控え、フロントマンのグウィリムにロンドンで話を聞くことができた。
◆ゴールデン・シルヴァーズ『トゥルー・ロマンス』フォトアルバム
――メンバー全員、(英国の名門音大である)ロイヤル・アカデミー・ミュージックへ通っていたと聞きましたが…。
グウィリム:確かにちょっと通ってたよ。でも3人とも卒業はしてない。ジャズを勉強してたんだ。
――そこでバンドが結成されたのですか?
グウィリム:いや、ドラマーのアレクシスとは子供のときからの友達で、ベン(ベース)とはジャム・セッションで知り合ったんだ。バンドを結成したのは、全員が大学を辞めてからだよ。
――ティーンエイジャーのときは、どんな音楽を聴いていたのですか?
グウィリム:ヒップホップとかR&Bをよく聴いてたな。マーヴィン・ゲイとかアル・グリーンとか、それにビーチ・ボーイズもね。
―ー彼らはいまでも曲作りのインスピレーションになっていますか?
グウィリム:いつも、そうだよ。それにジャズもね。
――バンド名はどこから?
グウィリム:とくに意味はないんだけど、ゴールドとシルヴァーっていい言葉だと思ったんだ。響きもいいし、好きな色でもあるし。僕らの音楽を象徴しているとは思わないけど、言葉の響きが好きだったんだ。
――昨年、グラストンベリーの新人コンテストで優勝しパフォーマンスもしていますね。
グウィリム:サイコーだったよ。2000ものバンドの中から選ばれたんだ。それで大きなステージでもプレイできたんだからね、スゴい経験だったよ。
――なぜ、ベースを弾けないギタリストだったベンにベースを弾かせることにしたのですか? あなた達の音楽ではギターはそれほど重要ではない?
グウィリム:そうだね、僕らの音楽にギターはないんだ。ギターのサウンドは好きだけど、僕はキーボードをプレイするしドラムはいたし、後はベースだって思ったんだ。ベースのほうが重要だってね。ベンもそのアイディアを気に入ってたし(笑)。
――曲作りの過程を教えてください。
グウィリム:僕がピアノとギターで曲の基盤を作って、それをスタジオでふくらませていくんだ。
――デビュー・アルバムがUKで高い評価を受けましたが。
グウィリム:エキサイティングだよ。レヴューなんてあんまり気にしないようにしてるけど、気に入ってくれる人がいたり褒められたりするのは嬉しいよ。
――あなた達の音楽は“おとぎ話ポップ”“レトロ・ポップ”“ニューウェーブ・シアター・ポップ”などとも称されますが、自分たちではどう呼びますか?
グウィリム:難しいな…。ただの“自分らの曲”って感じかな(笑)。
――レトロなディスコ・ミュージックの要素もありますが、ビーチ・ボーイズと比べられることも多いですよね?
グウィリム:ビーチ・ボーイズは大好きだし、間違いなく影響を受けている。彼らと比べられるのは嬉しいよ。
――サウンドはアップ・ビートなものが多いですが、歌詞的にはいつもハッピー・エンディングってわけではないんですよね。そこが魅力でもありますが。
グウィリム:そうだね。いまはみんな、ちゃんと歌詞なんか聞かないだろうけど、僕的にはあんまりハッピー・ソングを作る気はしないんだよね。サウンドは確かにアップ・ビートだけど、歌詞はそうじゃない。
――あなたにとっての「True Romance」とは?
グウィリム:ビッグな質問だな(笑)。あの歌詞は「何もかも変えたいって思うなら、そうしたらいい、そして新しいスタートを切ればいい」って気持ちから生まれたんだけど…、「True Romance」の一般的な定義は、辞書で調べないと(笑)。
――「True Romance」は見つかりましたか?
グウィリム:うーん、来ては去るって感じかな(笑)。
――すでに日本でライヴを行なっていますが、オーディエンスの反応はどうでしたか?
グウィリム:すごく、良かったよ。みんな、楽しんでくれたんじゃないかな。また早く行きたいなって思ってる。
エルヴィス・コステロに似た独自のヴォーカル、グルーヴィで甘いハーモニー、ソウルフルでキャッチー、かつ懐かしいサウンドがつまったデビュー・アルバム『Golden Silvers』の日本盤は今週水曜日(5月27日)リリース。<Summer Sonic 09>での来日も決まっている。「総天然色でぜいたくな」パフォーマンスを期待していて欲しいそうだ。
◆ゴールデン・シルヴァーズ・オフィシャルサイト
◆ゴールデン・シルヴァーズ・マイスペース
Ako Suzuki, London
アルバムのリリースを控え、フロントマンのグウィリムにロンドンで話を聞くことができた。
◆ゴールデン・シルヴァーズ『トゥルー・ロマンス』フォトアルバム
――メンバー全員、(英国の名門音大である)ロイヤル・アカデミー・ミュージックへ通っていたと聞きましたが…。
グウィリム:確かにちょっと通ってたよ。でも3人とも卒業はしてない。ジャズを勉強してたんだ。
――そこでバンドが結成されたのですか?
グウィリム:いや、ドラマーのアレクシスとは子供のときからの友達で、ベン(ベース)とはジャム・セッションで知り合ったんだ。バンドを結成したのは、全員が大学を辞めてからだよ。
――ティーンエイジャーのときは、どんな音楽を聴いていたのですか?
グウィリム:ヒップホップとかR&Bをよく聴いてたな。マーヴィン・ゲイとかアル・グリーンとか、それにビーチ・ボーイズもね。
―ー彼らはいまでも曲作りのインスピレーションになっていますか?
グウィリム:いつも、そうだよ。それにジャズもね。
――バンド名はどこから?
グウィリム:とくに意味はないんだけど、ゴールドとシルヴァーっていい言葉だと思ったんだ。響きもいいし、好きな色でもあるし。僕らの音楽を象徴しているとは思わないけど、言葉の響きが好きだったんだ。
――昨年、グラストンベリーの新人コンテストで優勝しパフォーマンスもしていますね。
グウィリム:サイコーだったよ。2000ものバンドの中から選ばれたんだ。それで大きなステージでもプレイできたんだからね、スゴい経験だったよ。
――なぜ、ベースを弾けないギタリストだったベンにベースを弾かせることにしたのですか? あなた達の音楽ではギターはそれほど重要ではない?
グウィリム:そうだね、僕らの音楽にギターはないんだ。ギターのサウンドは好きだけど、僕はキーボードをプレイするしドラムはいたし、後はベースだって思ったんだ。ベースのほうが重要だってね。ベンもそのアイディアを気に入ってたし(笑)。
――曲作りの過程を教えてください。
グウィリム:僕がピアノとギターで曲の基盤を作って、それをスタジオでふくらませていくんだ。
――デビュー・アルバムがUKで高い評価を受けましたが。
グウィリム:エキサイティングだよ。レヴューなんてあんまり気にしないようにしてるけど、気に入ってくれる人がいたり褒められたりするのは嬉しいよ。
――あなた達の音楽は“おとぎ話ポップ”“レトロ・ポップ”“ニューウェーブ・シアター・ポップ”などとも称されますが、自分たちではどう呼びますか?
グウィリム:難しいな…。ただの“自分らの曲”って感じかな(笑)。
――レトロなディスコ・ミュージックの要素もありますが、ビーチ・ボーイズと比べられることも多いですよね?
グウィリム:ビーチ・ボーイズは大好きだし、間違いなく影響を受けている。彼らと比べられるのは嬉しいよ。
――サウンドはアップ・ビートなものが多いですが、歌詞的にはいつもハッピー・エンディングってわけではないんですよね。そこが魅力でもありますが。
グウィリム:そうだね。いまはみんな、ちゃんと歌詞なんか聞かないだろうけど、僕的にはあんまりハッピー・ソングを作る気はしないんだよね。サウンドは確かにアップ・ビートだけど、歌詞はそうじゃない。
――あなたにとっての「True Romance」とは?
グウィリム:ビッグな質問だな(笑)。あの歌詞は「何もかも変えたいって思うなら、そうしたらいい、そして新しいスタートを切ればいい」って気持ちから生まれたんだけど…、「True Romance」の一般的な定義は、辞書で調べないと(笑)。
――「True Romance」は見つかりましたか?
グウィリム:うーん、来ては去るって感じかな(笑)。
――すでに日本でライヴを行なっていますが、オーディエンスの反応はどうでしたか?
グウィリム:すごく、良かったよ。みんな、楽しんでくれたんじゃないかな。また早く行きたいなって思ってる。
エルヴィス・コステロに似た独自のヴォーカル、グルーヴィで甘いハーモニー、ソウルフルでキャッチー、かつ懐かしいサウンドがつまったデビュー・アルバム『Golden Silvers』の日本盤は今週水曜日(5月27日)リリース。<Summer Sonic 09>での来日も決まっている。「総天然色でぜいたくな」パフォーマンスを期待していて欲しいそうだ。
◆ゴールデン・シルヴァーズ・オフィシャルサイト
◆ゴールデン・シルヴァーズ・マイスペース
Ako Suzuki, London
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