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2008年の英グラストンベリー・フェスティバルの新人枠コンテストで見事優勝。未契約ながらメインステージでパフォーマンスを果たしたという、UKで話題騒然のロンドン出身3人組。

長年の友人であるグウィリムとアレクシスは、Dolly Daggersというバンドで2006年にXLと契約。しかし、メンバーの脱退などもあり、残念ながらデビューには至らなかった。ふたりには失意の中、オーディションで出会ったベースが弾けないギタリストのベンをあえてベーシストとして迎えて、ゴールデン・シルヴァーズを結成。そのユニークな世界観の音楽は、たちまちロンドン業界人の噂になる。メジャー・レーベルとの争奪戦の中、2008年に再度XLと契約。彼らのリベンジが実り「俺の耳は間違ってなかった。彼等とは結ばれる運命だったんだ」とXLのリチャード・ラッセル社長は熱烈なるラブコールを送っている。

2008年7月にYoung & Lost Clubから「Arrows of Eros」、続いて11月に自主レーベルBronze Recordsより「Magic Touch」を7インチでリリース。またというクラブ・イベントを定期的にオーガナイズ。ロンドン東部のパブで、彼らのお気に入りのDJやバンドを招くパーティーは、またたく間に人気となり、毎回満員御礼の大盛況。今春、Teenagersやブラック・キッズを手がけた売れっ子のLexxxをプロデューサーに迎えて、いよいよ待望のデビュー・アルバムをリリース。デビュー作にして、飽きのこない名盤となった。