プライマル・スクリーム、ドラッグがなければ世界1ビッグなバンドに?

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ブルース・スプリングスティーンの片腕ともいえるギタリスト、リトル・スティーヴンが、プライマル・スクリームについて「ドラッグへの依存がなければ、世界1ビッグなバンドになれたかもしれない」と話した。

スティーヴンはその昔、プライマルを高く評価しており、彼らにアメリカでブレイクするチャンスを与えようと試みたことがあったそうだ。彼は<South By Southwest>フェスティヴァルのパネル・ディスカッションで、イギリスのバンドはアメリカでブレイクするのが難しいという話をした際、こう語った。「プライマル・スクリームに(アメリカへ)来てくれって頼んだことがある。彼らのためにツアーを用意してたからね。(でも)彼らのエージェントに却下されたよ。20以上のショウはできないって。俺は“なに言ってんだ(笑)、俺らはそんなのひと月でやっちまうんだぞ!”って言ったよ」

スティーヴンはこうも続けている。「プライマル・スクリームは世界1ビッグなバンドになれたかもしれない。ロック・アルバムを作ってるんなら、彼らはサイコーだ…10年に1度とか(笑)。でも、ツアーができない。彼は薬物依存かなんかだからな。俺は、そんなものに付き合ってるほど辛抱強くないよ。薬物依存症になりたいんなら、勝手になれ。俺の時間を無駄にするなって感じだ」

すでにドラッグとは無縁のプライマル・スクリーム。チャンスをつぶしてしまったのなら残念な気もするが、彼らのことだから、これまでの流れに後悔はないだろう。

Ako Suzuki, London
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