パール・ジャムのエディ、ニルヴァーナとの争いを語る

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90年代初め、グランジ・ムーブメントでニルヴァーナと人気を二分したパール・ジャム。そのニルヴァーナのフロントマン、故カート・コバーンは、事あるごとにパール・ジャムのフロントマン、エディ・ヴェダーを批判していたが、ヴェダーはいま、「もし彼が生きていたら“お前、よくやってるな”と言ってくれるはずだ」と信じているそうだ。

両者の批判合戦は泥沼化していたとも言われるが、ヴェダーによると、コバーンが亡くなる前に和解していたそうだ。彼は『The Sun』紙のインタヴューでこう明かしている。「カートは当時、俺たちのことを理解していなかったと思う。でも、俺ら友達になったんだよ。何回か素晴らしい会話ができた。そのことは、いつもここ(頭の中)に残ってる」

「彼が俺たちのことを好きじゃないって言ってたのは知ってるよ。でも、俺の人格について公けの場で誉めてくれたこともあるんだ。そのことは、いまでも誇りに思ってる。もし、いまカートがいたら“お前、よくやってるな”って言ってくれたと思う」

パール・ジャム関連ニュースとして、2011年にデビュー20周年記念を迎える彼らは、それを記念し2年間に渡りリイッシュー・キャンペーンを行なう。今週、その一環としてデビュー・アルバム『Ten』が4つのエディションで再リリースされる。

一方のニルヴァーナも、年内にバック・カタログがハイファイのヴィニール盤でリイッシューされることが発表された。ユニヴァーサル・ミュージック・パブリッシング・グループは『Unplugged』がヴィニール盤でリリースされるのはこれが初めてではないかと話している。

Ako Suzuki, London
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