藤井フミヤ、丸ビル・ライヴにファン2000人殺到

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9月21日(月・祝)、藤井フミヤが丸ビルMARUCUBEにてスペシャル・ライヴを行ない、9月30日にリリースするニュー・アルバム『F's シネマ』の楽曲たちをいち早く披露した。

◆藤井フミヤ、丸ビル・ライヴにファン2000人殺到~写真編~

藤井フミヤが同所でライヴを行なうのは、2004年のクリスマス点灯式ライヴ以降、通算6度目で、最多記録となる。

当日は、入場無料ながら、観覧エリア(着席+スタンディング)でじっくりライヴを堪能するには整理券が必要とあって、190枚用意されたプレミア整理券を求めて、多くのファンが前夜から丸ビルに殺到。予定時間を大幅に繰り上げて配布された整理券は、当日朝6時には即配布終了となり、会場には整理券を入手できなかったファンが吹き抜けのフェンス沿いに鈴なりにふくれ上がる事態となった。最終的に発表された動員数は、MARUCUBEキャパ限界の2000人が詰め掛けたという。

上層階までぎっしり埋め尽くしたファンが見守る中、開演時間の16時になると、オープニング・ジングルをきっかけにフミヤが2階エスカレーターから登場。観客にゆっくり手を振りながら、バンド・メンバーを従えエスカレーターを降りていく姿に大歓声が響き渡った。

ステージに着くと、まずはMCからスタート。丸ビル7周年記念、自身の丸ビルライヴ通算6回目という話の後、「今日9月21日は、デビュー26周年記念日にもあたる日です」という言葉に、会場から大きな拍手が。「今日はこんな編成(=ドラムなしのギター、ベース、キーボードを従えたアコースティック編成)なので、ゆったりした曲を中心に歌います。短い時間ですが最後まで楽しんでいってください」という挨拶の後、自らギターを弾き語って歌い始めた1曲目は、あの名曲「TRUE LOVE」。

一気にあたたまった会場の空気の中で、続いて披露されたのは9月30日発売のニュー・アルバム『F's シネマ』より、和田唱(TRICERATOPS)提供によるミディアム・バラード「ネオン」。アコースティック・ギターが刻むメロディに乗せて、フミヤの歌声が沁みる優しい1曲だ。その後も、合間にリラックスした雰囲気のトークを挟みながら、ゆるやかにライヴは進み、「Some kind of Love Song」、そしてニュー・アルバムから河口恭吾提供曲「渚」と続けたところで『F's シネマ』にまつわる話を。

会場のビジョンで流れている「嵐の海」ビデオ・クリップを見て、「あのPVには奥田民生君もギター弾いて出演してくれてるんですよ。初回盤にはPVとメイキングがDVDで付いているんで、是非初回盤を買ってください」と自らPR。「今日はちょっとブルージーなアレンジでお届けします」という紹介のあと、フミヤの即興ブルースハープをイントロに始まった新曲「嵐の海」に、この日一番の歓声と拍手が沸き起こった。

外の陽射しが徐々に傾きはじめる頃になると、「そんな時間にぴったりな曲をお届けします」というMCに続いて、さらにニュー・アルバムから河野丈洋(GOING UNDER GROUND)提供曲「暗くなるまで待って」、そしてバラード・シンガーとしてのフミヤの魅力が最も堪能できる名曲「Another Orion」を披露。いよいよライヴも終盤となり、それまでスツールに座って歌っていたフミヤが立ち上がって「大切な人へ」を歌い、この日のステージを締めくくった。

発売前のニュー・アルバムからの楽曲4曲(うち初公開3曲)を含む全8曲、約45分間の貴重なセット。「もっと聴きたいという人は、10月からアルバムと同じタイトルのツアーに出るので、是非そちらに遊びに来てください。シネマというだけに、映画っぽいものを流しつつ、サウンド・トラックのようなライヴをやれたら」と、早くもツアーに向けての意気込みも十分。シルバー・ウィークの真っ只中、天候にも恵まれ、おなじみクリスマス・ライヴ以上の集客と盛り上がりを見せた、まさにスペシャル・ライヴとなった。

◆藤井フミヤオフィシャル・サイト

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本記事におきまして、一部、事実と異なる表現があったことがわかりました。

【誤】
予定時間を大幅に繰り上げて配布された整理券は、当日朝6時には即配布終了となり

【正】
整理券の配布開始とともに、瞬時に予定枚数がなくなり


ご迷惑をおかけしました関係各位の皆様に、お詫び申し上げます。

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